あなたの金融機関を守るために——トレードワークスの取り組み
近年、サイバーセキュリティの脅威はますます深刻化しており、特に金融業界、具体的には証券会社は実在の会社を名乗るフィッシングサイトや不正アプリによる被害が急増しています。これに対抗するため、金融システム開発を手掛ける株式会社トレードワークス(以下、トレードワークス)が新たに「多要素認証相談専用窓口」を設置することを発表しました。この取り組みは、証券会社や金融サービス事業者に向けたセキュリティ強化の一環として、多要素認証(MFA)の導入を支援するものです。
MFA導入の背景
日本国内での金融業界におけるサイバーセキュリティ問題は、金融庁が注意を促すほど深刻です。証券会社を狙った攻撃が日本全体で社会問題となっている今、迅速かつ確実な対策が求められています。トレードワークスは、金融機関向けに長年の経験を持ち、セキュリティの専門知識を活用し、外部のセキュリティ協力会社とも連携しているため、高度な専門性を持つチームを形成しています。
相談窓口の概要
新設される相談窓口は2025年4月23日から受付を開始し、以下のサービスを提供します。
1.
リスク診断:攻撃シナリオや脆弱性の分析を行います。
2.
MFA導入支援:FIDO2、SMS OTP、生体認証などの選定を支援します。
3.
システム統合:既存の認証システムとの接続や検証をサポートします。
4.
運用監視:24時間365日体制のサポートを提供し、インシデントにも迅速に対応します。
これにより、さまざまな企業からの相談を受け付け、実践的なアドバイスを行います。
対象となる企業とサービス
この窓口は、証券会社やネット証券会社、銀行、信用金庫、生損保、消費者金融など、幅広い金融機関と暗号資産取引業者を対象としています。特に、ログイン機能を持つすべての金融機関向けのWebサイトやスマートフォンアプリに関する相談が可能です。また、トレードワークスのシステムを使用していない企業でも、客観的な視点からの相談を受け付けています。
セミナー開催の予定
さらに、トレードワークスは相談窓口設置に加え、金融機関とシステム責任者向けのセミナーやウェビナーを実施する計画もあります。これらのセミナーでは、犯罪組織による攻撃手法や対策などの有用な情報を提供し、参加者が迅速に対策を講じられるよう支援します。詳細については近日中に発表される予定です。
今後の展望
トレードワークスは、開発会社としての枠を越え、「金融機関の戦略パートナー」として信頼される存在へと進化しつつあります。すべての金融機関にとってのセキュリティ相談パートナーとして、安定した資本市場の発展に貢献する姿勢を明確にしています。サイバーセキュリティの強化にご興味のある方は、ぜひこの機会に相談窓口をご利用ください。
お問い合わせ先
株式会社トレードワークスの事業本部にご興味がある方は、担当の徳島直哉までご連絡ください。メールアドレスは
[email protected]です。電話番号は03-6230-8900です。いつでもお気軽にお問い合わせください。