大江戸浮世絵トリックアート展が開幕!
藤枝市郷土博物館・文学館にて、2023年の夏季特別展として「大江戸浮世絵トリックアート」が開幕します。この展示は、2018年以来、約7年ぶりに開催される特別なトリックアート展です。昨年放送された大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の影響を受けて、江戸時代の浮世絵への関心が高まる中で行われます。
この展示の魅力は何と言っても、歴史に名を刻む浮世絵師たちの作品がトリックアートとしてアレンジされている点です。初回開催は栃木県の「那須とりっくあーとぴあ」であり、ここでの開催が大変好評を博しました。続いて、全国で初めて藤枝市に巡回するこの展覧会には、葛飾北斎や東洲斎写楽、歌川広重、月岡芳年など、名だたる浮世絵師の作品が集結します。
展示作品の特徴
展覧会では、合計21作品のトリックアートが展示されます。有名な浮世絵を巧みにアレンジしたこれらの作品は、視覚的な錯覚を利用しており、観客がまるでその世界に入り込んだかのような感覚を味わうことができます。特に注目すべき作品には、葛飾北斎による「和州吉野の滝でラフティング下り」や、歌川国貞の「朝比奈巡島記・梯子登りでわっしょい!」、さらには月岡芳年の「五条大橋でスケボーバトル」があります。これらの作品は、視覚と体験の両方を楽しむことができるため、親子連れにもぴったりです。
また、地域にゆかりのある浮世絵もテーマにし、静岡県掛川市の小夜の中山に関係する素材や、北斎の「富嶽三十六景」に登場する「駿州江尻」などが出品されるのも見逃せません。
開催概要
- - 日時:7月26日(土)~9月7日(日)
- - 時間:午前9時~午後5時
- - 休館日:毎週月曜日(8/11は特別開館)、8/12(火)
- - 会場:藤枝市郷土博物館・文学館(藤枝市若王子500)
- - 入館料:大人700円(団体20名以上は560円)・中学生以下は無料
この特別展は、親子で楽しめるアート体験が盛りだくさんで、子供たちに江戸時代の文化やアートに触れる良い機会です。絵画が生活の一部となっていた江戸時代の魅力を感じることができるこの機会を、どうぞお見逃しなく。
さらに、トリックアートを手掛けたのは、1980年に設立された日本初のトリックアート制作専門会社、㈱エス・デー。全国に広がるトリックアート美術館で200万人を超える観客を動員した実績がある彼らの技術力も大いに注目されます。
不思議な体験を通じて、浮世絵の新たな魅力に触れることができる「大江戸浮世絵トリックアート展」。是非、家族での訪問をおすすめします!
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