柏のラグビースクールの少年が描くALL BLACKSへの感謝と夢

柏市で行われたラグビーワールドカップ2019を通じて、生徒たちがALL BLACKSへの感謝を示した感動的なエピソードがあります。柏の葉小学校に通う5年生のコウタロウ君は、ラグビー界で名高いニュージーランド代表チーム、ALL BLACKSのキャンプをサポートするために奮闘しました。彼が体験した数々の出来事と感謝の気持ちを綴った手紙は、全国に感動を呼び起こしています。

柏の葉とALL BLACKSのつながり

柏市は、ラグビーの名門チームALL BLACKSの事前キャンプのホストとなり、そのサポートを三井不動産株式会社と共に行ってきました。自治体として、ラグビー界の発展を目指す柏市は、様々なイベントやTVCMを通じて、地域のラグビー熱を高める努力を続けています。2019年9月、ALL BLACKSの選手が千葉県柏市に到着した際、予期せぬ待機時間が発生しました。この時、柏ラグビースクールの子どもたちが自らのオリジナル「柏ハカ」を披露して、会場の雰囲気を一層盛り上げました。

コウタロウ君の感謝の手紙

今回のエピソードの主人公であるコウタロウ君は、ALL BLACKSから受けた感動を形にしようと、手紙を寄せることにしました。彼の「柏の葉からALL BLACKSへ、感謝の手紙広告」と題された手紙が、2019年11月3日付で日本経済新聞に全面広告として掲載されました。手紙には彼のALL BLACKSへの深い尊敬の念と、ラグビーに対する想いが溢れています。

手紙の内容

コウタロウ君は英語で手紙を執筆し、次のように感謝を表現しました。「ALL BLACKSが柏の葉に来てくれたこと、あなたたちの試合を見て感動したことが僕の心に刻まれています。これからもラグビーの練習を続け、いつかまた会えることを願っています！」彼の手紙は、単なる感謝の気持ちにとどまらず、スポーツ精神や挑戦することの大切さを伝える力を持っています。

150通の手紙とその後の展開

この手紙は、柏の葉小学校で集まった150通の手紙の中から選ばれたもので、ALL BLACKSへの感謝が詰まっていました。その他の手紙も同様に彼らに届けられる予定です。家族全員がALL BLACKSファンというコウタロウ君の姿勢は、ラグビーに対する姿勢そのものであり、試合の後の選手たちが日本のファンへお辞儀をする姿を見ることで、彼もその文化や精神を受け継いでいることを感じ取った所以に違いありません。

メイキング映像の公開

加えて、コウタロウ君が手紙を書く様子を収めたメイキング映像も公開されました。初めて英語で手紙を書く挑戦を行った彼の真剣な表情や、ALL BLACKSへの熱い思いが映し出されています。この映像を通じて、多くの人々が表現することの大切さや、夢を追い続ける力を感じることができるでしょう。

まとめ

柏市とALL BLACKSの関係は、このようにして地域のラグビー熱を呼び起こす素晴らしい例となっています。コウタロウ君の手紙は、単にチームへの感謝を示すものにとどまらず、ラグビーの未来を担う若者たちの希望と情熱が詰まった作品です。柏市が今後もALL BLACKSとの関係を更に深めていくことが期待されます。全てのラグビーファンの夢の実現を応援し続けることが、まさに「TRY the Future」という理念に繋がるのです。