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老舗肉屋が開発した『七代目こばやし』の挑戦

大阪を拠点に肉卸業を営む株式会社コバヤシは、明治創業という悠久の歴史を持つ老舗です。この企業は、昨今のコロナ影響による「ミートショック」という逆境に直面していましたが、これを打破するための新たなアプローチを試みました。具体的には、アウトドアブームに着目し、その延長で新たなスパイスを開発。「お肉専用スパイス 七代目こばやし」という商品を生み出しました。

古き良き伝統を新たな挑戦へ

代表取締役の小林千一郎氏は、創業以来続く伝統を誇りに思い、それを活かして新しい価値を生み出したいとの強い思いを持っています。今回は、彼の息子で取締役の小林裕一郎氏と、商品開発を担当する芳村直忠氏が共同で、長年の経験と知識を結集し、このスパイスを開発しました。彼らの情熱は、さらなる商品の革新につながることを期待されています。

Makuakeでの急成長

2021年7月14日、彼らはクラウドファンディングサービス「Makuake」にて、スパイスの先行予約販売を開始しました。すると、わずか8分で目標金額を突破し、最終的には5,109,000円もの資金を調達。963名のサポーターによって、調味料部門での歴代4位という輝かしい成果を収めました。この結果は、スパイスの可能性を広げる大きな一歩となりました。

スパイス選手権での栄冠

さらに、彼らのスパイスは、心斎橋の東急ハンズで開催された「スパイス選手権」で、強豪に勝ち投票数1位を獲得。ここでは月間1万本以上も売れる超有名スパイス「ほりにし」など全10種のスパイスが対決しました。商品を試食したお客様が自身のお気に入りに投票するという形式で盛り上がり、見事に勝ち取った栄光は、今後のさらなるブレイクを予感させます。

購入と販売場所の拡大

「七代目こばやし」は、東京の代官山にある高級食品の試食専門店「メグダイ」をはじめ、大阪、兵庫、名古屋、福岡の専門店「北野エース」や「東急ハンズ心斎橋店」、さらには予約の取れない焼肉店「㈱匠」などで購入可能です。このような多様な販売チャネルを確保することで、さらなる販売促進を目指しています。

株式会社コバヤシについて

株式会社コバヤシは、明治5年に青果・乾物商としてスタートし、その後牛肉関連事業に進出。現在では、有名ホテルやミシュラン星付きのお店、さらには学校給食にも広く取引を行っています。信頼性と安全性を大切にしつつ、常に新しい「美味しさ」を追求しています。

さいごに

老舗肉屋が逆境をはねのけ、新たな価値を生み出す取り組みは、多くの人々に感動を与えています。今後も「七代目こばやし」は、肉とスパイスの新しい関係を築き続け、多くのファンの期待に応えていくことでしょう。

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Wiki3: 大阪府 吹田市 七代目こばやし スパイス選手権 株式会社コバヤシ