株式会社ベスプラ(社長:遠山陽介)が、静岡県主催の「Shizuoka Innovation DRIVE - Accelerate」に採択され、新たな試みを推進することになりました。本プロジェクトは、デロイト トーマツが運営するもので、静岡県内企業と県外のスタートアップが共に課題解決を図るためのプログラムです。
Shizuoka Innovation DRIVEとは?
静岡県では、スタートアップの支援を強化するために、令和5年9月に「静岡県スタートアップ支援戦略」を策定しました。この戦略は、地域内でのスタートアップ生態系の構築を目指すもので、支援の輪を広げるための取り組みが進められています。
Shizuoka Innovation DRIVE Accelerateの目的
このアクセラレータプログラムでは、静岡県内の企業と技術を持つスタートアップがマッチングし、共に成長するためのサポートが行われます。静岡県内の問題解決に取り組む準備が整った企業同士が協力することで、持続可能なビジネスモデルを模索することが目指されています。
ベスプラと東海電子の協力企画
ベスプラと東海電子株式会社(社長:杉本哲也)は、安全な運転社会に向けた新しい共創事業の検討に乗り出します。具体的には、ベスプラの認知機能テストサービスと東海電子のインターロック機能を組み合わせた事業を展開します。
認知機能検査の重要性
現在、75歳以上のドライバーには、運転免許更新時に認知機能の検査が義務付けられています。この検査において「認知症のおそれあり」とされた場合、運転免許が停止または取消される可能性があります。警察庁の調査によると、認知機能の健全性が運転リスクに直結していることが示されています。このため、ドライバー自身の安全だけでなく、社会全体の安全性にも寄与する取り組みと言えます。
ベスプラのテストサービス
ベスプラは、高齢者ドライバーのために、自宅で手軽に受けられる認知機能テストサービスを提供しています。この模擬テストは、運転免許の更新時に行われる正式な検査と同様の内容で構成されています。2024年11月時点で、すでに25万人以上がこのサービスを利用しています。この取り組みにより、超高齢社会におけるカーライフの安全化を図っています。
今後の展望
ベスプラは、今後もこの共創プロジェクトを通じて、運転中の安全性を高めるための新たなソリューションを開発し、安全な社会の構築に貢献していく意向です。