長崎大学バーチャルツアーの研究成果
2024年7月1日、スペインで開催された国際学会「EDULEARN24」で、長崎大学情報データ科学部と株式会社メディアオーパスプラス(MOP)が共同開発した「長崎大学文教キャンパスバーチャルツアー」の研究成果が発表されました。これにより、バーチャルツアーを利用した新しいオープンキャンパスの形が注目を集めています。
バーチャルツアーの誕生背景
2024年3月に公開された「長崎大学文教キャンパスバーチャルツアー」は、実際にキャンパスを訪れたかのような体験ができる360度の空間を提供します。この取り組みは、長崎大学情報データ科学部の瀬戸崎研究室が研究を進め、MOPが制作の監修を行うという形で行われました。この共同研究は、バーチャルツアーによるオープンキャンパスの有用性を探る目的で行われています。
学会での発表内容
発表では、バーチャルツアーの利用促進に向けて、高校生や大学の学生、教職員を対象に実施したアンケート調査の結果が紹介されました。瀬戸崎准教授による分析により、ツアーの「使いやすさ」や「大学・学部に関する知識」「興味・関心」「進路選択」などの項目で、多くの肯定的な回答が得られたことが示されました。これにより、この新しい形のオープンキャンパスが多くの高校生に魅力的であることが証明されました。
発表論文の概要
今回の学会発表において、論文のタイトルは「DEVELOPMENT OF A VIRTUAL OPEN CAMPUS USING SPHERICAL PANORAMA IMAGES」となっており、著者陣には長崎大学の研究者とMOPのメンバーが名を連ねています。この研究成果により、今後のバーチャルツアーの可能性をさらなる研究が期待されています。
今後の展望
MOPは、長崎大学情報データ科学部とのさらなる共同研究を進め、バーチャルツアーの改良を続ける予定です。学術的な知見を活用し、教育の現場における新しい学びの形を模索しています。バーチャルツアーがどのように広がるか、今後の動向に目が離せません。
会社情報
株式会社メディアオーパスプラスは、兵庫県神戸市に本社を構え、代表取締役社長は竹森勝俊氏です。公式サイトも充実しており、さらなる情報を提供しています。
お問い合わせ
本件に関する詳細な情報は、以下の連絡先までお問い合せください。
この革新的な取り組みが、今後の教育現場にどのような影響を与えるのか、注目していきたいと思います。