新技術で3D化
2025-07-18 11:53:39

設備機器の2D図面を3Dに変換する新技術、WOGOが推進

2D図面から3Dモデルを自動生成する新技術



課題を解決するための革新



建築設備業界が抱える3Dモデル作成の手間を解消すべく、株式会社WOGO(CEO:秦竟超)と三機工業株式会社(社長:石田博一)が新しいソフトウェア「TRANDIM」を共同開発しました。このソフトは、設備機器の2D図面をもとに3Dモデルを自動生成するためのもので、業界の生産性を劇的に向上させることが期待されています。

これまで、さまざまな設備メーカーが提供する図面は主に2D形式であり、そのためBIM(Building Information Modeling)技術を活用するためには、まず2D図面を手作業で3Dに変換する必要がありました。このプロセスには、時間とコストがかかり、業界全体の課題となっていました。

「TRANDIM」の機能と特徴



新たに開発された「TRANDIM」は、次のような特徴を備えています。

1. 高精度な2Dから3Dの変換: 独自のアルゴリズムによって2D図面(DXF形式やDWG形式)を読み込み、各図面の形状を正確に解析して3Dモデルを生成します。この技術により、従来の手法では難しかった高精度な出力を実現しています。

2. 自動化と手動編集のハイブリッド機能: 自動生成アルゴリズムで対応できない複雑な部分も、簡単な操作で手動編集が可能です。このハイブリッドアプローチにより、大幅な作業効率化が実現されています。

3. 汎用性の高い出力形式: 生成された3Dモデルは、BIM/CADソフトで広く利用されているIFCなどの形式に出力でき、業界での利用範囲も広がります。

今後の展望



「TRANDIM」の成功を受けて、両社は次のステップへと進む計画です。これには、独自のAI技術を用いてさらなる自動生成の高度化を図り、より複雑な形状まで対応できるようにしていくことが含まれています。また、一般販売も視野に入れ、製造業全般への応用も検討しています。

WOGOについて



WOGOは2021年に設立されたスタートアップで、技術系メンバーが中心となり、3DCGやAIを軸にした様々な革新的な技術を日々生み出しています。特に3Dスキャン&編集アプリ『WIDAR』の開発は高い評価を得ています。彼らは企業向けに多種多様な技術提供を行っており、今後もさまざまな業界での活躍が期待されています。

詳しくはWOGOの公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社WOGO
住所
東京都渋谷区広尾5-23-6-5F長谷部第10ビル
電話番号
03-6277-3221

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