矢崎総業の技術
2021-06-09 14:00:02
矢崎総業が描く未来のモビリティ社会: HMI技術と電動車の進化
矢崎総業が提案する未来のモビリティ
2021年5月26日から7月30日まで、オンラインで開催された『人とくるまのテクノロジー展2021 ONLINE』において、矢崎総業が多数の新技術を発表しました。特に、自動運転や電動車に関連する技術が注目され、業界の関心を集めています。矢崎グループは、長年ワイヤーハーネスを中心に自動車業界に貢献してきた企業であり、今後のモビリティ社会にも不可欠な技術を提供しています。
HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の重要性
矢崎の展示の中心には、HMI技術がありました。これによって「クルマと人をつなぐ」ことが強調されています。具体的には、車両情報や外界情報をフロントガラスに投影するヘッドアップディスプレイ、脇見運転を防ぐための「コックピットコンセプト」が発表されました。特にドライバーモニター付きコックピットは、視線認識技術を巧みに使ってドライバーの運転環境を最適化します。
コックピットコンセプトの役割
この「コックピットコンセプト」においては、ドライバーの視線移動を低減させる工夫がなされています。外部からの情報を効果的に伝えることで、脇見運転や注意散漫による事故を未然に防ぐことが期待されています。また、アンビエント照明を使用して危険を知らせる機能も備えています。
自動運転車両での見守りシステム
自動運転車両の普及に伴い、乗客の安全確保が重要視されています。矢崎が発表した「見守りシステム」は、無人の車内でも乗客の動きを認識し、適切なサービスを提供します。、これは自動運転シェアリングカーなどの新しい形態の交通手段において、乗客の安全を守るための重要なソリューションです。
バッテリーパックソリューションも多彩に
また、環境に配慮した電動車についても矢崎は注力しています。「バッテリーパックソリューション」では、バッテリ周辺機器から電線、コネクタに至るまで、効率的な車両開発に繋がる製品を提案しています。特に、電動車は今後ますますその普及が進むことが予想されており、政府のグリーン成長戦略にも明記されているように、2030年までに新車販売で電動車が100%を目指す方針です。
矢崎総業の将来性
矢崎総業は長年にわたり自動車業界で培った技術と経験を基に、未来のモビリティ社会に向けての革新的な解決策を提案しています。自社の技術を最大限に活かし、ドライバーと乗客の安全を考慮したサービスを提供することが、今後のビジネス戦略の核となるでしょう。将来的には、AI技術の発展により、矢崎の技術が介護施設や公共交通の分野でも活用されることが期待されています。今後もその動向に注目していきたいです。
会社情報
- 会社名
-
矢崎総業株式会社
- 住所
- 東京都港区三田1-4-28三田国際ビル17F
- 電話番号
-
03-3455-8811