品川区とCircloopが未来のためのリユース協定を締結

品川区とCircloopのリユース協定の意義

東京都品川区と株式会社Circloopが新たな「リユースの推進に関する協定」を締結し、地域の環境保全に向けて重要な一歩を踏み出しました。この協定は、品川区が掲げる環境基本計画の一環として、使い捨てプラスチックごみの削減とリユーザブル容器の活用を促進するものです。具体的には、区内の公共施設やイベントにおいて、リユース容器を積極的に導入し、持続可能な社会の実現を目指します。

リユースの具体的な取り組み

契約に基づき、Circloopは以下のような取り組みを行います。特に2025年9月からは、品川区内の重要な5つの施設にリユーザブルカップの設置が予定されています。これらの施設には、品川産業支援交流施設や環境学習交流施設、ウェルカムセンター原、五反田文化センター、八潮子育て支援施設があります。

これらの地点において、リユーザブルカップがマイボトル用の給水スポットに設置されることで、マイボトルの普及と併せて、使い捨て容器の使用を抑制し、環境負荷の軽減を目指します。また、区内で開催されるイベントでもリユース容器を用いた飲食サービスを提供し、参加者の意識向上とともに、プラスチックごみの削減にも寄与します。

CO2削減と意識変化の評価

Circloopはリユース容器の導入後、CO2削減量の算出を行い、利用者や施設へのアンケートも実施します。これにより、環境負荷の低減効果や利用者の意識変化を客観的に検証し、今後の施策に生かしていく予定です。

環境課長の見解

品川区の環境課長は、「品川区環境基本計画」に基づく「ゼロカーボン」の目標達成に向けた重要な施策として、この協定を位置付けています。使い捨て容器の抑制およびごみ減少の推進が具体的に進むことで、2050年までに実質的な二酸化炭素排出量ゼロを目指していく意向を示しています。

Circloopのサービスの全貌

Circloopは、日本における使い捨て容器の大量廃棄問題に対し、循環型サービスを提供しています。リユーザブル容器の供給だけでなく、回収、洗浄、配送といった全過程を一括で運営し、手間をかけずに廃棄物削減に貢献できる仕組みを持っています。オフィスや公共施設を中心に導入が進められ、この取り組みが多くの人々に持続可能な行動を促すことを目指しています。