奥泉光の新作「虚史のリズム」
2024-07-10 15:41:16

「虚史のリズム」奥泉光の新作は1000ページ超えの超大作!太平洋戦争前後の混乱期を描くミステリー

1000ページ超えの超大作!奥泉光の新作「虚史のリズム」



数々の怪作を世に送り出し続けている作家・奥泉光氏の最新作「虚史のリズム」が、集英社より8月5日(月)に発売されます。

本作は、太平洋戦争前後の混乱期を舞台に、探偵・石目鋭二が、元陸軍少将の殺人事件に隠された国家機密「K文書」を追うミステリーです。

1947年東京、石目鋭二はかねてより憧れていた探偵になることを決意し、新宿にバー「Stone Eye」を開き、私立探偵として活動をスタートさせます。

そんな彼の元に、元陸軍少尉の神島健作から、山形に住む実の兄・棟巍(とうぎ)正孝元中将夫妻が何者かに殺されたという依頼が舞い込みます。

事件の真相を探るため、石目は山形へと向かいますが、そこで待ち受けていたのは、想像をはるかに超えた陰謀と謎でした。

正孝の長男夫妻と三男の和春は行方知れず。事件の容疑者も浮かび上がらず、石目は行き詰まってしまいます。

そんな中、石目の前に姿を現したのは、東京裁判の行方をも動かす国家機密が記された「K文書」なる存在でした。

GHQまでもが必死に追う怪文書の正体とは?殺人事件の犯人は一体誰なのか?そして、「dadadada」という奇妙なリズムが意味するものとは?

奥泉光氏自身も「奇書にしたい」と語っている本作は、1000ページを超える圧倒的なボリュームながら、そのグルーヴ感から一気読み必至です。

川名潤氏によるインパクト抜群の装丁も魅力です。

奥泉光氏のこれまでの作品と同様に、本作もまた、読者の想像力を掻き立てる、知的でスリリングな読書体験を提供してくれることでしょう。

奥泉光氏について



奥泉光氏は、1956年山形県生まれの作家です。1986年に「地の鳥天の魚群」でデビューし、以降数々の話題作を発表してきました。

代表作には、『ノヴァーリスの引用』『石の来歴』『神器―軍艦「橿原」殺人事件』『東京自叙伝』『雪の階』などがあります。

数々の文学賞を受賞し、その作品は常に批評家の注目を集めてきました。

「虚史のリズム」試し読みはこちら



https://note.com/shueisha_bungei/n/n873e7647fbe6

書誌情報



作品名:虚史のリズム
著者名:奥泉光
定価:5,280円(10%税込)
ページ数:1,104ページ
体裁:A5判ハード
装丁:川名潤
ISBN:978-4-08-771839-3

ネット書店の予約は以下から。

https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771839-3

まとめ



奥泉光氏の新作「虚史のリズム」は、太平洋戦争前後の混乱期を舞台にした、1000ページ超えの超大作ミステリーです。

歴史、ミステリー、そして人間の心の闇を深く描いた本作は、読者に忘れられない読書体験を提供してくれるでしょう。


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