年賀状を国際協力の力に変える
日本のNGO「日本国際ボランティアセンター」(JVC)が、寄付を受け付ける新しいキャンペーンを開始しました。皆様が不要になった年賀状や書き損じハガキを集め、国際支援に役立てるというもので、2025年2月28日まで実施されます。
活動の背景
JVCは、アジア、アフリカ、中東で地域開発や人道支援を行う認定NPO法人です。その活動を支えるため、不要品を収集し、資金として活用しています。このキャンペーンを通して、年賀状やハガキを世界の困窮している地域に届けることができるのです。
1月20日にお年玉付き年賀ハガキの抽選日があり、外れた場合はぜひJVCに未使用のハガキを送ってください。残念ながらハズれたハガキも、希望の光となる可能性があります。
ハガキが国際支援につながる理由
多くの人が疑問に思うのは、「なぜハガキが国際協力に使えるのか?」ということです。実は、集まったハガキは郵便局に持って行き、手数料を引かれた後に切手として交換されます。これを通信費に使ったり、金券ショップで現金化することで、JVCの活動を支える資金となるのです。
また、ハガキは不要になった後、シュレッダーにかけられることで再生紙として再利用されます。これは環境への配慮も含まれており、持続可能な支援の一環とも言えるでしょう。
参加方法
寄付は簡単で、以下の方法で行えます。
- - 送付先: 〒110-8605 東京都台東区上野5-22-1 東鈴ビル4F JVC物品支援係
- - 電話: 03-3834-2388
- - 送料: ご負担をお願いしています。集めている切手やプリペイドカードなども同梱可能です。
ハガキの寄付は1枚からでも受け付けており、小さな支援でも集まれば大きな力になります。寄付を通じて、国際協力に参加しましょう。
どんな支援が可能か
例えば、85円のハガキ20枚を寄付していただくと、パレスチナ・ガザの乳児に1週間分の粉ミルクを提供できます。また、63円のハガキ10枚でスーダンの子どもたちのための学用品を支援することも可能です。
現地団体のPMRSの責任者、ムハンマド医師は「ガザの人々を支えてくれて本当にありがとうございます」と感謝の意を示しています。このような温かい支援が地域の人々の生活に大きな影響を与えるのです。
支援の意義
JVCの活動を通じて、皆様の小さな寄付が大きな助けに変わっています。2023年度だけでも、物品支援で約1600万円、ハガキからは約200万円の支援が集まりました。これにより、世界の困難な状況にある人々の生活が少しでも良くなる手助けができています。
JVCについて
1980年に日本人によって設立されたJVCは、地域の人的資源を引き出す支援を重視しながら、日本国内外でさまざまな活動を行っています。詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
【公式サイト】:
日本国際ボランティアセンター
私たち一人一人の行動が、世界のどこかで助けを必要としている人々に届きます。ぜひ、ハガキを通じて国際協力に参加してください。