ATOMica KOMMONSが新たな支援体制へ
ソーシャルコワーキング®を通じて活躍する株式会社ATOMica(本社: 宮崎県宮崎市)は、同社内のKOMMONSカンパニーが2025年8月1日より、愛知県名古屋市に本社を置くSyinc株式会社の組織開発・採用支援事業を譲受けることを発表しました。この動きは、地域の企業が持つさまざまな課題を解決する新たな支援体制を整えるための第一歩となります。
事業譲受の背景と意図
KOMMONSカンパニーは「傍楽(ハタラク)」を掲げ、出発以来、顧客がその求める成果を達成できるよう、カスタマーサクセス領域におけるBPOサービスを展開してきました。しかし、顧客のニーズを掘り下げる中で、単なる業務代行にとどまらず、経営者や従業員が事業に向き合うための環境作りが急務であることに気づきました。
特に地方の中小企業では、経営や組織戦略が整っていないために事業の成長が阻まれるケースが多く散見されます。この事実を受け、KOMMONSカンパニーは、人事・組織領域における専門性を持つSyincの支援事業を譲受け、新たな体制づくりに踏み切る運びとなりました。
KOMMONSカンパニーのビジョン
KOMMONSカンパニーは、社会全体で「傍楽(ハタラク)」を実現するために、今後以下の3点に重点を置いて体制強化を図ります。
1.
支援領域の拡充: 従来のカスタマーサクセス領域から、採用支援や組織戦略の支援まで広げ、より包括的なサポートを提供します。
2.
地域中小企業へのアプローチ強化: 人材採用や人事戦略で課題を抱える中小企業との接点を増やし、全国規模での支援を加速させます。
3.
雇用機会の拡充: 地域での雇用創出に向け、オンライン型の人材登用をより多くの分野で適用します。
これにより、各地域での「傍楽」の可能性を広げ、企業の持つ価値を最大化する体制の構築を目指します。
お互いの強みを活かす
Syincは、中小企業向けに特化した組織開発や人事戦略において、特に採用や育成の支援に実績があります。KOMMONSが持つカスタマーサクセスの知見とSyincの組織的支援を融合させることで、効果的な支援を行うことが期待されています。両社が協力することで、企業の成長に寄与するための強力なサポートが実現するでしょう。
今後の展望
KOMMONSカンパニーは、事業譲受後、積極的に新たな取り組みを進め、全国各地で仕事が「傍楽」に行える環境を目指します。双方のアセットを最大限に活用し、顧客の期待に応える企業文化の醸成を急ピッチで行っていく方針です。
代表者のコメント
KOMMONSカンパニーのCEOである白塚 湧士氏は、「誰かの役に立つことに喜びを見出す働き方が当たり前になる社会を目指す」と強調し、Syincとの協力によって一層の支援体制の強化を期待しています。また、Syincの内川智子氏も、両社の取り組みに期待を寄せ、働く方々が自分の価値観とともに働ける社会の実現を目指す意気込みを表明しています。
この事業譲受は、地域の中小企業にとって新たな希望となることでしょう。それぞれの企業の魅力を引き出すための更なる進化が期待されています。