千歳林業が森林由来J-クレジットを登録
北海道の千歳林業株式会社(以下、千歳林業)は、エアロトヨタ株式会社、およびクレアトゥラ株式会社と共同で、社有林を利用したJ-クレジットプロジェクトの登録を完了しました。このプロジェクトは、CO2の吸収量を算定し、森林の持続可能な管理を進めることを目的としています。
プロジェクトの概要
千歳林業が適切に管理してきた七飯町と鹿部町地域の社有林を活用します。エアロトヨタが航空レーザ測量や森林解析により得られたデータを基に、CO2の吸収量を計算。そして、クレアトゥラがJ-クレジット制度への手続きを進めることで、これらのデータをクレジット化します。
得られた収益は森林整備に再投資され、さらに森林の価値を向上させることが期待されています。このプロジェクトが正式に認定されたは2024年4月1日から2032年3月31日までの期間で、今後8年間で約25,000トンのCO2削減が見込まれています。
千歳林業の理念と取り組み
千歳林業は1989年の創業以来、「千年続く森づくり」を理念に掲げてきました。約17,000haの森林を所有し、木材生産と環境保全の両立を目指しています。また、SGEC森林認証も取得しており、持続可能な森林管理体制を維持しています。これにより、地域の森林資源を大切にしながら、シンプルで高効率な森林経営を行っています。
エアロトヨタの役割
エアロトヨタは、航空レーザ測量データなどの高精度な情報を提供し、森林の状況を解析します。これにより、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みをサポートし、森林資源の可視化を進めることで環境保全を実現します。
クレアトゥラのサポート
クレアトゥラは、J-クレジットの登録をサポートすることで地域の森林資源の価値を引き上げています。また、環境保全と地域経済の活性化の両立を目指す取り組みを行っており、持続可能な発展に寄与する役割を担っています。
まとめ
千歳林業、エアロトヨタ、クレアトゥラが手を組んだこのプロジェクトは、地域の森林資源を最大限に活用し、持続可能な未来につながる大きな一歩となります。今後もこのような取り組みが続き、環境保全と地域社会の発展が進んでいくことが期待されています。
本件に関するお問い合わせ
- - 千歳林業株式会社 077-209-9100
- - エアロトヨタ株式会社 03-3988-1013
- - クレアトゥラ株式会社 03-6777-7880