セキュリティ・キャンプ2025ミニ(オンライン開催)
2025年10月、全国の学生に向けて「セキュリティ・キャンプ2025ミニ」がオンラインで行われます。このイベントは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会が主催しています。特に注目されるのは、インターネット環境さえあれば、自宅や学校から簡単に参加できるという点です。
イベントの目的と概要
このキャンプは、情報セキュリティに関心のある若い才能を育成することを目的としています。従来の全国大会は難易度が高く参加ハードルがありましたが、ミニキャンプでは1〜3日間の短期間で気軽に挑戦できる機会を提供。また、オンライン形式にすることで、地方に住む学生たちや初心者にも参加しやすい環境を整えています。
専門講座の魅力
ミニキャンプでは、全国大会レベルのテーマをより親しみやすくアレンジした講座が用意されています。講師陣は主に全国大会の経験者で構成され、各講座は1日あたり1〜2コマで行われます。受講するには応募課題をクリアする必要がありますが、目指すのは単なる正答ではなく、挑戦の過程そのものを重視しています。
具体的には、以下のような講座が予定されています:
- - AIを読む!敵対的サンプル入門
- - AWSセキュリティを学ぶペネトレーションテスト
- - マイナンバーカードの暗号技術
- - OSのセキュリティとコンテナ技術
これにより、参加者は実践的で最新の情報セキュリティ技術を学び、将来のキャリアに活かせるスキルを身に付けることでしょう。
参加方法とスケジュール
ミニキャンプは2025年10月18日から19日にかけて行われ、受講者はZoomやDiscord、Kintoneといったプラットフォームを利用して講義を受けます。定員は40名と限られているため、早めの申し込みが推奨されます。
参加資格は、日本に居住し2026年3月31日の時点で25歳以下の大学院生、学生、または生徒です。そして、受講は無料ですが、PCやネット環境は自己負担となります。
申し込みは、専用のフォームから行う必要があり、課題への回答が求められます。申し込み締切は9月15日で、この日までに提出されたものが受付されます。
活動を支える団体の紹介
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会は、次代を担う情報セキュリティ人材を育成するため、産業界との連携を強めています。東京都千代田区に本拠地を置くこの団体は、2004年に設立され、若者に高度な情報セキュリティ教育を提供する活動を行っています。
国家や企業でのセキュリティ強化が求められる今、これを機に多くの学生が情報セキュリティの世界に興味を持ち、参加を検討してみてはいかがでしょうか。ミニキャンプは、これからの技術者を目指す若者にとって貴重な学びの場になることでしょう。興味のある方は、ぜひリンクを訪れて詳細をご確認ください。
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