靴職人三澤の魅力
2017-11-21 16:45:57
ニューヨークで注目!靴職人三澤則行のアート作品が大反響
靴職人の三澤則行がニューヨークで行った独自の展示が、多くの注目を集めています。彼は、観る者に新たな価値を提供する靴を通じて、アートとしての靴の存在意義を深く考察した作品を展開しました。今回の展示には、彼の従来の作品に加えて「日本の美」をテーマとする新作が2点加わりました。特に注目されるのは、金箔を用いた伝統工芸技術を駆使した作品で、制作に半年以上を要したものも含まれています。
三澤は、欧州にルーツを持つ革靴を日本の美意識と伝統技法で表現することに挑戦し、靴が持つ芸術的な価値を探求し続けています。9階に位置するギャラリービルという難しいロケーションにもかかわらず、オープニングレセプションでは予想外の盛況ぶりを見せ、開始からわずか30分でウェルカムドリンクが不足する事態に。実際、100名以上の来場者が集まり、数 回の展示会と比べても異例の数字となりました。
来場者たちは、共有する意見として「靴のアート作品の展示は初めて見るが、確かにアートだと実感した。これを続けるべきだ」と高評価を寄せました。特に、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)からも多くの関係者が訪れ、三澤に対して「私たちの学生に教えてほしい」との強い希望が寄せられています。
三澤はこの成功について「ニューヨークの方々に認められ、アートとして受け入れられたことを非常に嬉しく思っています。今後もより良い作品を制作し、世界に発信し続けます」と語りました。
【靴職人・アーティスト三澤則行の経歴】
三澤は幼い頃から美術に親しみ、学生時代に革靴の魅力に引き込まれます。東京で靴作りを学んだ後、芸術の街ウィーンへ渡り、職人としての技術を磨きました。2010年には、ドイツの国際靴職人コンテストで金メダルと名誉賞を受賞。その後、日本に帰国し、革工芸の修行を経て、2014年には銀座で個展を開催し、2015年に革工芸においては初となる「文部科学大臣賞」を受賞しました。
さらに、ニューヨークでの現代アートへの影響を受けた三澤は、靴をアートとして考える作品を精力的に制作。2017年にはフランスのカンヌでの映画祭で作品を発表し、同年ニューヨークのチェルシーでの個展も果たしました。彼のスタジオは東京都荒川区にあり、注文靴の製造・販売や靴学校の運営も行っています。彼の作品は、単なる靴に留まらず、それをアートとして楽しむ新たな視点を提供しています。
会社情報
- 会社名
-
MISAWA SHOE DESIGN 株式会社
- 住所
- 東京都荒川区荒川5-46-3-1F
- 電話番号
-
03-6807-8839