仙台市での木のマンションリノベセミナーのご報告
2025年11月8日、宮城県仙台市で「木のマンションリノベセミナー」が開催されました。このセミナーは、宮城県を拠点にする株式会社杜設計と、埼玉県さいたま市を拠点とする株式会社Toivoが共同で実施したものです。このイベントは、“終の棲家”というテーマのもと、木を使用したマンションリノベーションの新しい可能性を探ることを目的としています。
セミナー概要とその目的
今回のセミナーは、午前が業者向け、午後が一般のお客様向けという2部構成で、約30名の参加者がありました。それぞれ90分のプログラムでは、木を活用した設計の優れた点や、実際の断熱改修の事例を紹介しました。参加者からは、「大工が手掛けることの重要性を再確認できた」「画一的なリノベーションとは違い、快適な生活の魅力を感じた」といった感想が寄せられました。
業者向けの部でも、「設計力と施工技術に加えて、施主との価値観の共有が重要だと実感した」との意見が多く寄せられており、木を用いたリノベーションへの関心の高まりが伺えました。
セミナー開催の背景
マンションは、結露やカビ、間取りの使い勝手の悪さといった特有の問題を抱えています。しかし、マンションには構造の強さや高い気密性といった快適な生活を確保できる特性もあります。杜設計では、木の素材の魅力を活かしたデザインと施工により、“終の棲家”として快適で安心できる住空間を提供しています。このセミナーは、仙台を中心に木のマンションリノベーションの新しい形を広める契機となりました。
木のマンションリノベーションの特徴
「木のマンションリノベーション」は、冷たい無機質な空間を温かみのある木の素材で生まれ変わらせるプロジェクトです。以下の4つの柱を基に進められています。
1.
温熱環境の改善:断熱改修や気密性の見直しを実施し、結露やカビの発生を防ぎます。
2.
自然素材の活用:地元南三陸町で伐採された「南三陸杉」を使用し、触感や香り、視覚的な魅力を向上させています。
3.
機能的な間取りと収納計画:整理収納アドバイザーと共に、生活動線を考えたプランを展開します。
4.
確かな大工技術:熟練の職人による高品質な施工で、安心して暮らせる住まいを実現します。
これらの要素を組み合わせて、マンション空間を“終の棲家”に変えることが目指されています。
今後の展望
杜設計が提案する「木のマンションリノベーション」は、住まいの質を向上させるための新しい選択肢となります。質の高い自然素材、使いやすい間取り、そして確かな施工技術を提供することで、マンション居住者の方々に快適な住まいを実現しています。
“終の棲家”として安心して暮らすための住まい作りを引き続き推進していきます。マンションでのリノベーションを考えている方は、ぜひ杜設計に相談してみてください。
杜設計のコンセプト
杜設計は、宮城県を拠点にした設計事務所兼工務店であり、「お客様と共に作る家」を理念としています。住宅ブランド「杜ハウス」を展開し、設計から施工までを一貫して行い、住宅や店舗設計、DIYサポートなど多岐にわたる分野で地域密着の活動を続けています。