アップサイクルの成功
2025-01-31 14:51:26

海洋ごみを美しいミサンガに生まれ変わらせるプロジェクトの成功

ごみだったペットボトルキャップがアップサイクル!



日本の海と環境問題に目を向けた活動が、再生と共生の象徴となるミサンガを誕生させました。一般社団法人北海道海洋文化フォーラムと株式会社エルコムが共に実践した「海の美サンガプロジェクト」では、海や街で回収したプラスチックごみをアップサイクルし、2025年1月22日に完成セレモニーを迎えました。

プロジェクトの背景と目的



この取り組みは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環であり、海洋ごみの問題を解決するために始まりました。実際に、海洋ごみ問題は深刻化しており、私たち一人ひとりがその解決策を考える必要があります。本プロジェクトは、地域や企業が協力し合うことで生まれた新たな試みです。

ミサンガ完成までのプロセス



ペットボトルキャップの回収



プロジェクトは、2024年7月26日から12月18日まで、COCONO SUSUKINOの正面に特性ごみ箱を設置してスタートしました。このごみ箱は、ペットボトルを「キャップ」「ボトル」「ラベル」に分別して収集できるもので、約10,000人の人々に利用されました。さらに、コンサドーレ札幌の協力により、2024年9月21日には創成川公園で一斉清掃活動が行われました。この活動には約85人が参加し、地域のごみを拾い集めました。

アップサイクルの過程



回収された約81.6kgのペットボトルキャップは、株式会社エルコムによりアップサイクルされ、色分け、洗浄、粉砕、溶解、圧縮成型という工程を経て、ミサンガに生まれ変わりました。手作業で丁寧に作られたミサンガは、一つ一つのキャップにストーリーを宿させています。

ミサンガのデザイン



完成したミサンガは、海洋プラスチックごみから再生した繊維で作られています。色は、北海道コンサドーレ札幌のイメージカラーである赤と黒が採用され、プレート部分は、サッカーボールをイメージしたデザインで、刻印が施されています。このミサンガは単なるアクセサリーではなく、海洋ごみ削減のメッセージを込めた象徴的なものです。

セレモニーの様子



2025年1月22日、弘安ビルで開催された完成セレモニーには、多くの関係者が列席しました。北海道海洋文化フォーラムの代表である伊勢伸哉氏や、エルコムの相馬嵩央社長、コンサドーレの河合竜二氏などが挨拶をし、プロジェクトの成功を祝いました。この場で贈呈式やフォトセッションも行われ、プロジェクトの背景や意義を広く伝えました。

まとめ



「海の美サンガプロジェクト」は、単なるリサイクル活動を超え、人々が海や環境問題への関心を持つきっかけを提供しました。このプロジェクトを通じて、私たちも日常生活の中でゴミ問題について考え、行動することの重要性を再認識することが必要です。今後も環境を守るためにどうアクションを起こすか、一人ひとりが考えていくことが求められています。共有された意識が、未来の美しい海を作る第一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

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