シリコン・モーションがFMS 2025で先端AIストレージを展開
シリコン・モーション・テクノロジー・コーポレーションは、2025年8月5日から7日までカリフォルニア州サンタクララで開催されるFMS(フューチャー・オブ・メモリ・アンド・ストレージ)2025で、最先端のAIストレージ解決策を紹介します。
会社のブース番号は315で、今回の展示ではMonTitan™ SM8366というPCIe Gen5 SSDコントローラが中心に位置し、VAST DATAのCeres V2 AIストレージプラットフォームおよびAetinaのNVIDIA MGX™サーバーを組み合わせたデモンストレーションを行っています。この新技術は、AIアプリケーションから必要とされる効率性やスケーラビリティを高め、データ量の多いビジネスにおける次世代の性能向上を目指しています。
充実した展示内容
シリコン・モーションはUnigenとの提携により、高容量のCheetah High Capacity 128TB QLC E1.L SSDやCheetah 3.2TB SLC U.2 SSDも披露。これらはすべてMonTitan™ SM8366を搭載しており、VAST DataのCeres V2 Dboxプラットフォームを利用することで、高効率でコストパフォーマンスに優れたストレージソリューションとなっています。
特にCERES V2は、NVIDIA BlueField-3 DPUを利用することで、ネットワーキングとコンピューティングを高速化し、1Uのコンパクトなフォームファクタを持ちながら、AIの導入に必要なスケーラビリティとスループットを提供します。
VAST Dataのオペレーション担当バイスプレジデント、アベリー・ファム氏は、「シリコン・モーションのMonTitan™を使用することで、AIおよびデータ量の要求に応じるサポートを目指しています。強力なSSD技術とデータセンターの亀裂にあたるCeresのようなストレージアーキテクチャを統合することで、エンタープライズレベルのAIインフラを効率化できることが分かります」と述べています。
エッジでの新たな可能性
加えて、シリコン・モーションはAetinaのAEX-2UAIを使用して、8TB E1.S MonTitan™ベースのSSDでInnodisk 5TS-Pとのコラボレーションも行っています。AEX-2UAIはNVIDIAのMGX™モジュール設計を基にした高性能で短深度のエッジサーバーで、特に物理的なスペースが制約されている設置場所でのAIコンピューティング性能を最大限に引き出すために設計されています。
Innodiskの組込みフラッシュ・ディビジョンGM、CCウー氏は「高密度フラッシュストレージとMGXベースのコンピューティングを組み合わせることで、エッジAIシステムの性能向上を目指しています」と語っています。
シリコン・モーションのエンタープライズストレージ & ディスプレイインターフェースソリューション事業部のシニアVP、アレックス・チョウ氏は、「MonTitan™プラットフォームは、AIサーバーストレージの厳しい要求に対応するために設計されている」とし、お客様やパートナーと協力しながら最高レベルのAI SSDソリューションを提供していく意向を強調しました。
幅広いストレージソリューションの展示
AIサーバーストレージデモに加えて、シリコン・モーションはオール・イン・ワンのエッジAIやAI PC、ゲーム機、スマートフォン、ロボット、車載システムなど、幅広いAI駆動アプリケーション向けに設計されたストレージソリューションも展示します。これにより、様々なAIプラットフォームにわたってスケーラブルで高効率なストレージ対応が可能です。
シリコン・モーションはFMS基調講演およびフォーラムでも講演を行う予定です。詳細は公式サイトで確認できます。
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シリコン・モーションについて
シリコン・モーションは、ソリッドステート・ストレージデバイス向けNANDフラッシュコントローラの供給において、グローバルリーダーとしての地位を確立しています。サーバーやPCを含む様々なデバイス向けのSSDコントローラを提供する一方で、スマートフォン、IoTなどで使われる組込みストレージコントローラにおいても主要プレイヤーです。今後も高性能なカスタマイズSSDを通じて、データセンターやエンタープライズストレージ向けのソリューションを展開し続けます。
公式ウェブサイトも合わせてご覧ください:
www.siliconmotion.com