仙台銀行の新システム
2021-06-08 11:00:08
仙台銀行が不動産評価業務を効率化する新システムを導入
仙台銀行が不動産評価業務を効率化する新システムを導入
仙台銀行がこのたび、業務効率化を図るために「不動産簡易評価システム」を導入しました。このシステムは、業務にかかる時間を大幅に短縮することを目的としており、AIを活用した新しいクラウドサービスです。
この導入により、不動産評価に必要な情報を迅速に収集し、評価額の算出が簡便になります。従来、不動産の評価には、路線価や公示地価、売買事例及び用途地域など、複数のデータを収集し計算する必要があり、専門部署に依頼することが一般的でした。そのため、評価結果が出るまでには数日を要することが多く、特にお客様が急いでいる場合には待たせてしまうことが大きな課題でした。
仙台銀行では、営業店舗が手作業で不動産の一覧表を作成しており、多くの時間がかかっていました。これらの問題を解決するために、ホームズは新たに「不動産簡易評価システム」を開発。これにより、不動産調書の作成に必要な情報収集がシステムによって完結し、評価額の算出を素早く行えるようになりました。
不動産簡易評価システムの特長
このシステムは、以下のポイントからその利便性が際立っており、仙台銀行は業務時間の約70%削減を見込んでいます。
1. 情報収集の簡略化
自動的に路線価、公示地価、売買事例や用途地域、登記情報を取得することができます。これにより、手作業の煩わしさから解放されます。
2. 評価算出までのスピードアップ
従来数日を要した評価依頼が、システム利用によってわずか5~10分で完了します。これにより、迅速な対応が可能となります。
3. 高い費用対効果
料金体系は従量課金制で、必要な時に必要なだけ利用できるため、費用面でも非常に効率的です。また、登記情報の二重取得防止機能により、年間取得件数を10%減少させることも見込まれています。
さらに、仙台銀行だけでなく、既に「不動産簡易評価システム」を導入した他の金融機関でも明確な業務負担の軽減が報告されています。たとえば、京都銀行では年間1万時間もの業務時間を削減し、業務効率が50%向上した実績があります。他の銀行も手作業の負担を軽減し、迅速な業務遂行を可能にしています。
今後の展望
この新しいシステムの導入によって、仙台銀行の不動産評価業務は質的にも量的にも進化を遂げることでしょう。ホームズは「法律のシステム化」をコンセプトに、今後も業務の効率化に貢献するソフトウェアの開発を進めていく予定です。最新技術を駆使して、顧客のニーズに応えるサービスを提供し続ける姿勢は、多くの金融機関から注目されています。
結局のところ、業務が迅速化されることで、お客様へのサービス向上につながることが期待されます。金融業界は、テクノロジーの進化に合わせて常に改善を求められていますが、この「不動産簡易評価システム」はその一助となることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ホームズ
- 住所
- 東京都文京区本駒込6-25-6イトービル駒込7F
- 電話番号
-
03-5319-2831