日本橋に新たな拠点、AG&FOOD Centerがオープン
2023年、東京・日本橋に新たな農と食の未来を創り出す拠点「AG&FOOD Center」がオープンしました。この施設は、2つのフロアで構成されており、それぞれのフロアが特化した機能を持っています。
1階:食文化の革新を目指す
1階には、広々としたラボキッチンとイベントスペースが設けられています。ここでは、最新の科学技術を駆使して日本の伝統的食文化を再評価する「BENTO LABO」が運営されています。
「BENTO LABO」では、次世代型の弁当及び和食の研究開発が行われ、健康的なライフスタイルに寄与する食や健康に関するカウンセリングも実施されています。また、企業向けにテストキッチンサービスが提供され、ロボットや調理機器、食品、包材メーカーなどとの新技術の実証も進められる予定です。さらに、日本産の食材を海外に輸出するための相談を受け付ける「日本産食材輸出サポートセンター」も併設されており、特に輸出業務に力を入れています。
このフロアの魅力は、昼は弁当類の販売、夜は飲食付きのイベントスペースとして活用できることです。これにより、地元の食文化とビジネスが繋がる場を提供しています。
2階:コラボレーションを促進する空間
2階は、コワーキングスペースとして設計されており、農業や食に関するビジネスに特化した企業や個人が集まる場所となっています。AG&FOOD Centerの会員パートナーに向けて、コラボレーションの場が提供されるこのフロアは、ネットワーキングや新しいビジネスアイデアの創出に適した環境を提供しています。
ここでは、地域の農業や食に関連するビジネスのミートアップやセミナーも随時開催される予定です。また、両フロアは貸切も可能で、様々なイベントに対応できる柔軟性があります。
地元から世界へ:食の未来を目指して
AG&FOOD Centerの設立は、農業と食の分野で新たな価値を創造するという目標を掲げており、特に2019年度には日本産食材の輸出額1兆円達成を目指しています。また、アグリホールディングス株式会社の取り組みとして、地方と海外の食を結ぶグローバルなバリューチェーンの構築を進めており、さまざまな国々でビジネスを展開しています。
この新設された施設は、農業や食の未来に新たな航路を開くことでしょう。多様な活動が展開されるAG&FOOD Centerから、これからどのような新しい食文化が生まれてくるのか、非常に楽しみです。
- - 施設名: AG & FOOD Center
- - 住所: 東京都中央区日本橋堀留町一丁目3番11号
- - 事業内容: BENTO LABO、日本産食材輸出サポートセンター、コワーキングスペース
- - 会社名: アグリホールディングス株式会社
- - 設立: 2014年7月
- - 代表者: 前田一成
- - 資本金: 2億1千万円
この新しい拠点が、地域と世界を結び、食と農業の未来を拓くための鍵となることを期待しています。