新たな時代の医療技術がここに
2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)にて、InnoJin株式会社が参加することが発表されました。このイベントは「ROHTO Healthcare DAY~Feel Science & Passion~」というテーマのもと、多様な医療と健康に関する技術が紹介されます。特に注目されるのが、VRを活用した小児弱視の訓練プログラムです。
弱視とは何か?
弱視は、片目または両目の視力が低下し、適切な視力矯正が行われても視力向上が難しい状態を指します。日本では、1%から5%の小児にこの症状が見られ、小児弱視患者は約21万人に上るとされています。現在、主流となっている治療法は、視力の良い方の目にアイパッチを貼って弱視の目を使わせる「健眼遮閉」法です。しかし、この方法は長続きしづらく、子どもの心理的負担も大きいため、新たな治療法が求められています。
VRを活用した新しい治療法
InnoJin株式会社では、遊び感覚で弱視の治療を行えるVR訓練プログラムを開発しています。このプログラムでは、子どもたちがVRゴーグルを装着し、けん玉や卓球などのゲームを通じて自然に弱視の目を使用するように設計されています。楽しみながら視力を改善することができ、アイパッチの使用による心理的な負担を軽減することが期待されています。
未来の弱視治療の可能性
InnoJinは、現在医療機関と連携し、臨床研究およびこのプログラムの実用化に向けた準備を進めています。将来的には、自宅で手軽にできる弱視訓練を医療機関に提供することを目指しています。このような新しい時代の医療技術が普及することで、視力に障害を抱える子どもたちがいない未来を実現したいというのが同社の情熱です。
ROHTO Healthcare DAYの魅力
「ROHTO Healthcare DAY」は、ウェルビーイングを目指す体験型の展示イベントです。参加者は、アイケアや再生医療に関する最新技術を体験できるだけでなく、スキンケアやUVケア、アグリ・フードなど幅広いテーマで展示が行われています。これらの展示を通じて「今日からできる健康への第一歩」を促すことを目指しており、新たな技術への期待感を高める場となっています。
イベント詳細
- - 日時: 2025年6月9日(月)~11日(水)11:00~18:00
- - 場所: 大阪ヘルスケアパビリオン前 リボーンステージ
- - 参加方法: 申込不要、当日参加が可能です。
この機会に、InnoJinの新しい弱視治療技術に触れてみてはいかがでしょうか。特別な体験が待っています。
会社概要
InnoJin株式会社は、医療やヘルスケアに関するITを活用した事業を展開しており、医療機関との連携を強化し、新たな治療法や情報の提供を目指しています。設立は2020年12月1日で、東京都文京区に本社を構えています。
詳しい情報はInnoJinの公式サイトもご覧ください。 (https://innojin.co.jp/)