ファイル転送システム『eTransporter』と連携するセキュリティソフト『CipherCraft/Mail』が新登場

NTTソフトウェアとNSDの協力による新たな取り組み

2023年10月1日、NTTソフトウェア株式会社とNSDビジネスイノベーションが共同で、企業向けの新たなソリューションを発表しました。それは、ファイル転送システム『eTransporter』とメール誤送信防止ソフトウェア『CipherCraft/Mail』の連携です。この取り組みは、企業におけるデータ管理とセキュリティの新たな形を提示するものとなります。

ソリューションの特長

メール添付の自動分離

この新しいソリューションは、メールに大容量ファイルを添付した際、自動的にそのファイルを分離し、ファイル転送システム『eTransporter』に連携します。これにより、ユーザは煩わしさを感じることなく、スムーズにファイルを管理することができるのです。

自動化された暗号化

また、メール本文と添付ファイルは自動的に暗号化されるため、送信する際のセキュリティレベルは格段に向上します。この機能は、企業の機密情報を守るために欠かせないものとなっています。

誤送信対策機能

さらに、送信時に内容を確認するダイアログが表示されることで、誤送信を未然に防ぐことも可能です。この機能は、特に機密情報を扱う企業にとって非常に重要なポイントです。

開発の背景と目的

このソリューションは、ファイル転送やデータのやり取りに関するユーザーとシステム管理者の双方の課題を解決することを目的としています。たとえば、ユーザーはインターネットストレージやUSBメモリを利用することで大容量ファイルの送信を行いますが、これにはセキュリティリスクが伴います。一方で、システム管理者は、ユーザーの選択肢を制限できずに困っていました。この新たなソリューションは、使い慣れたメールを利用しながら、これらの問題を解決します。

リリースの期待

NTTソフトウェア株式会社の取締役セキュリティ・ソリューション事業部長、畠中氏は、「NSDビジネスイノベーションの『eTransporter』と当社の『CipherCraft/Mail』の連携を実現できたことを嬉しく思っています。この組み合わせにより、企業間の機密情報交換が非常に安全かつスムーズになることを期待しています」と語っています。