アイドルと地域の未来を切り開く内閣府の新プロジェクト始動

地方創生 2.0モデル事業スタート

内閣府が推進する「地方創生 2.0」モデル事業が、全国420自治体と連携しながら始まりました。このプロジェクトは、一般社団法人公民連携推進機構（東京都港区）が中心となり、株式会社GMTS（東京都中央区）の協力の下、奈良県宇陀市、山梨県大月市、和歌山県那智勝浦町の3つの自治体をサポートするものです。ここでは、地域の特性に応じたさまざまな事業を行い、アイドルと地域事業者とのコラボレーションを通じて地域経済の活性化を図ります。

アイドルが地域に寄与

このプロジェクトでは、4組の現役アイドルや女優が活動に参加し、地域の魅力を発信します。具体的には、限定ラベルの日本酒やワイン、地元食材を使ったカレーの開発や販売、さらにはSNSやYouTubeを通じた観光地の紹介など。これらのコラボレーションにより、地域事業者の売上拡大にも寄与することを目指しています。

特に注目すべきは、アイドルたちが農業体験を通じて育てた農作物の試食会や、農作物の限定販売の実施です。この取り組みは、ファンとの交流を深めながら地域の農業を支援するものとなっています。さらに、彼女たちのアイドル活動を通じて地域に新たな魅力を生み出し、関係人口の増加を狙います。

公民連携推進大使に着任したアイドルたち

「公民連携推進大使」として令和7年10月から各自治体を毎月訪れるアイドルには、以下のメンバーが名を連ねています。

- 平嶋夏海（元AKB48）
- 佐々木優佳里（元AKB48）
- 兒玉遥（元HKT48）
- RainTree（新グループ）

彼女たちは、地域商品の開発やイベント出演を通じて、地域の認知度向上や経済活性化を図ります。また、彼女たちが訪れるイベントの中で、ファンとの交流も促進され、自治体における地域振興に寄与していきます。

地域の特性を生かした事業展開

奈良県宇陀市は日本初のオーガニックビレッジ宣言を行い、薬草や日本刀が発祥の地として知られています。山梨県大月市は美しい富士の眺めや大月桃太郎伝説で有名であり、和歌山県那智勝浦町は日本一の生まぐろ水揚げ量を誇り、観光名所としても注目されています。この地域の特性に沿った事業展開が期待されています。

AIとNFTを活用した新たな取り組み

また、本プロジェクトでは地域経済活性化を目的に、AIやNFTを活用した新しいビジネスモデルも開発されています。地域事業者の売上拡大に貢献するため、アイドルデザインのラベルを施した日本酒やワイン、地元の食材を使用したカレーの製作が進められています。そして、NFTを通じて、支持者たちが新商品の購入や地域イベントへの参加を楽しむことができる仕組みも整えられています。