岩佐が展開する新しい防災教育プログラム「はるるーと」
株式会社岩佐(滋賀県草津市)は、2026年2月から防災教育キット「はるるーと」の販売を開始します。この新しい取り組みは、I&CO合同会社(東京都渋谷区)と提携し、家庭や学校、地域全体の防災意識を高めることを目的としています。
「はるるーと」とは
「はるるーと」は、避難ルートを自己の手でテープで貼る体験を通じて、子どもたちに防災意識を日常的に根づかせることを狙っています。具体的には、視認性やデザインに配慮したテープを使用し、避難行動を学ぶ授業と連動させます。
このプログラム は、本人たちが「防災を自身の問題」として捉える力を育てることを目指しています。このような防災教育は、極端な気象条件や自然災害が頻発する現代の日本に必要不可欠です。
地域連携の重要性
岩佐は、教育流通企業として、地域の防災教育を支える役割を果たしています。近年の研究によると、極端な大雨の発生頻度は約40年で2倍に増加しており、また全国各地では地震や台風による甚大な被害が相次いでいます。こうした状況において、全国の教育機関には 防災教育のアップデートが求められています。
多くの学校が年に数回の避難訓練を行うものの、教材の更新や適切なサポートの仕組みはまだ不十分で、教育が一過性に終わるケースが目立ちます。このため、地域に根ざした企業が継続的にサポートを行うことが、持続可能な防災教育の体制を築くカギとなります。岩佐は、山長年にわたって滋賀県で築き上げたリレーションを活かし、先生方へのきめ細やかな説明やフォローアップを行います。
「はるるーと」の実績
これまでに「はるるーと」は、様々な実証実験を行ってきました。2024年からは静岡県三島市立東小学校を皮切りに、埼玉県入間市や新潟市で実証実験を実施し、成果を上げています。また、2025年には第19回キッズデザイン賞も受賞しており、その効果が認められています。
開発の背景と企業の想い
このプロジェクトは、静岡県出身のI&CO橋本明花氏が、自身の故郷が直面する防災の課題を解決する手段として考案しました。橋本氏は「故郷のために何かできることがあれば」との強い想いから「はるるーと」を開発。岩佐との協力を通じて、地域の防災教育の充実に貢献していきたいと語っています。
株式会社岩佐の歴史
1947年に設立された株式会社岩佐は、創業以来70年以上にわたり、滋賀県内の学校に教材を提供し、地域の教育環境を整備してきました。今後も地域に根ざした教育流通企業として、子どもたちの未来を切り拓く活動を続けていく予...