Algolia資金調達発表
2019-11-21 08:00:12
Algoliaが1億1千万ドルの資金調達を発表、検索体験の最適化を推進する新たなステージへ
技術の進化が進む中、私たちの生活には多くの情報が溢れています。その際、必要な情報を迅速に見つけ出すための「検索」は非常に重要な手段です。Algoliaは、企業向けに提供する強力な検索APIを通じて、そのニーズに応え続けている企業です。最近、Algoliaが発表した資金調達のニュースは、さらなる発展を見込むものとして注目を集めています。
Algoliaは、昨今のインターネットユーザー数の増加(45億人以上)に伴い、約18億のウェブサイトや数百万のアプリケーションが存在する中で、企業に最適化された検索体験を提供する使命を掲げています。彼らの提供するサービスは、ソフトウェア開発者が活用しやすい設計がなされており、ビジネス側にも多様な機能を用意しています。具体的には、ユーザーの検索結果の最適化やA/Bテストの機能などがあり、これによって企業の成長を支援しているのです。
Algoliaの急成長を裏付けるのは、すでに8,000社以上の企業が同社のサービスを利用しているという事実です。特に、StripeやSlack、Sephoraなど、名だたる企業がAlgoliaを活用し、ユーザーに対して非常に迅速かつ直感的な製品どの情報を提供しています。これにより、利用者は欲しい情報を瞬時に見つけることができる、優れたユーザー体験を実現しています。
同社のCEO、ニコラ・デセーニュ氏は、「これまで企業は検索機能を独自に開発するか、安価だが柔軟性のないツールを選ぶかの二択を強いられてきました。しかし、Algoliaはこの選択肢を変え、企業がより良いユーザー体験を提供できる手助けをしています」と語っています。この成長は、ユーザー体験を重視する市場のニーズに応えるものとして位置づけられています。
加えて、Accelのパートナーであるネイト・二パルコ氏も、Algoliaの技術革新を称賛しています。彼は、「Algoliaは世界一流の検索技術を持っており、その優れたユーザー体験が企業の成長に貢献しています」とコメントしました。
ミクッチ氏は、Salesforce Commerce Cloudとの連携による効果に期待を寄せ、「Algoliaによるユニークな顧客体験が、我々のエコシステムをさらに強化することを信じています」と述べました。また、World Innovation Labの代田常浩氏は、Algoliaが提供する優れたユーザー体験は、日本市場にも相応しいものであり、資金調達がより多くの企業にその効果をもたらすことを願っています。
さらに、Algoliaは調達した資金を活用し、北米やヨーロッパ、APAC地域での市場拡大を図り、パーソナリゼーションや音声検索技術の開発へと投資を進める計画です。この資金調達には、Alven CapitalやDAG Venturesなどの多くの著名な投資家が参加しており、Algoliaが今後さらに成長するための基盤が整ったことを意味します。
これらの動きは、Algoliaが設立以来追求してきた目的、つまり、企業が高品質な検索体験を提供できるよう支援するというビジョンを実現するために重要なステップだと言えるでしょう。市場が進化する中で、Algoliaはますます必要とされる存在となっています。今後の活躍に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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Algolia, Inc.
- 住所
- 301 Howard St, 3rd floor, San Francisco, CA
- 電話番号
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