シャープは、7月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催される「TECHNO-FRONTIER 2024」内の「第5回 工場内物流最適化展」に初出展します。
同社は「デジタルでつなぐ、物流の未来」をテーマに、工場内物流における自動化・省人化ニーズに応える『スマート物流』関連のソリューションを幅広く紹介します。
主な出展内容としては、以下の3つが挙げられます。
1. 自動倉庫ソリューション
工場倉庫の保管スペースを2階層以上に拡張する「多階層ロボットストレージシステム」が展示されます。このシステムは、川崎重工業株式会社の産業用ロボット「デパレタイズソリューション」と組み合わせることで、保管スペースへの入庫作業を自動化することができます。
2. ピッキングソリューション
ピッキング対象の品物の場所や個数をプロジェクターで投影する「プロジェクションピッキングシステム」や、デジタル表示器の点灯で作業者を誘導する「無線デジタルピッキングシステム」も出展されます。さらに、保管棚に貼り付けた画像認識コードを読み取り、品物の場所や数量をガイド表示するDynabook社製スマートグラス「インテリジェントビューア<AR100>」や、保管棚内の在庫有無の検知にも応用可能なシャープセミコンダクターイノベーション社製「距離センサ」なども展示されます。
3. 工場内物流設計コンサルティングサービス
シャープは、長年培ってきた生産工程の自動化や省人化ノウハウを活かし、効率的な工場内物流設計を実現するコンサルティングサービスを提供しています。レイアウトや面積・保管量などに基づき、自動化ソリューションの導入効果を高精度にシミュレーションし、現状分析から実際の導入・保守までを包括的に支援します。
シャープは、これらのソリューションを通じて、顧客の工場内物流の効率化とコスト削減に貢献することを目指しています。
今回の出展は、シャープが『スマート物流』分野への本格参入を表明するものであり、今後の同社の動向が注目されます。