浸水防止デジタルサイネージの誕生
株式会社ダイクレが新しい企画として、『浸水防止シート付デジタルサイネージ』を発表しました。この製品は、広島オープンアクセラレーター2019で採択された「防水製品の広告媒体化」を元に開発されており、水害対策と広告掲載の両方の機能を兼ね備えています。大雨の際に浸水防止シートを使うことで商業施設のエントランスの浸水を防ぐことができ、平常時はデジタルサイネージとして情報発信を行います。
デジタルサイネージの設置
現時点で、関東や東海地域を中心に展開するクリエイトエス・ディーの約300店舗が、この浸水防止デジタルサイネージを導入し始めました。デジタルサイネージは顧客への情報提供に大いに役立っており、今後も店舗数は増加していく見込みです。また、このサイネージは、株式会社マイクロアドが提供するデジタルサイネージアドネットワーク「MONOLITHS」を活用しているため、広告媒体としても最適です。
新たなビジネスモデルの形成
ダイクレは、この製品と共にデジタルサイネージスタンドの販売も開始予定です。自社で開発し、国内の自社工場で生産することにより、顧客ニーズに柔軟に対応した製品を提供します。これにより、新たな市場を開拓し、デジタルサイネージの可能性をさらに広げていく狙いがあります。
コラボレーションによる新たな事業の創出
ダイクレは今後も、ベンチャー企業との連携を強化しながら、イノベーティブな事業を生み出していくことを目指しています。広島オープンアクセラレーターでの経験を活かし、地域の特性を反映した商品開発にも注力します。これにより、防水技術の応用や地域への貢献をすることに加えて、持続可能なビジネスモデルを確立していく考えです。
まとめ
『浸水防止シート付きデジタルサイネージ』は、商業施設における新しい広告媒体のできるだけ多くの場面で活用され、市場における競争力を向上させてくれると期待されます。浸水対策だけでなく、新しいビジネスモデルを通じて、地域社会に寄与するダイクレの取り組みは、今後も注目されるでしょう。
企業情報
ダイクレは、1951年に設立された企業で、建設資材の設計・製造を行っています。近年は、防水技術を生かした製品開発に注力し、幅広いビジネスチャンスを追求しています。次世代の技術革新を支えるため、顧客からのフィードバックを反映した製品開発も進めており、今後の動向が楽しみです。
問い合わせ先
株式会社ダイクレ経営企画室
この技術革新が、デジタル広告だけでなく、災害対策の現場でも評価され、地域に根付いたサービスとして成長することが期待されます。