Relicが株式会社tenkaiを子会社化
日本の新規事業開発を支援する株式会社Relic(本社:東京都渋谷区)が、2024年7月1日付で新規サービスのプロトタイプ支援を行う株式会社tenkai(本社:東京都台東区)を子会社化することが決まりました。この合意により、tenkaiのプランナー・デザイナー・エンジニアチームがRelicグループに加わり、より強力な開発組織が形成されることになります。
新たなビジョン
株式会社tenkaiは、既に数多くの新規サービス開発を手掛けてきた実績があり、その内製チームが新規サービスやPoC(Proof of Concept)の作成を行っています。tenkaiの参加により、Relicは新規事業開発の全ての領域に対して、より一貫したサポートを提供できるようになります。両社は「動検定義」と呼ばれるサブスクリプション型のプロトタイプ開発サービスを通じて、ITサービスに適した要件定義をサポートしていく予定です。
Relicの強み
Relicは、事業共創カンパニーとして、これまでに4,000社以上、20,000件以上の新規事業開発に携わってきました。その中で、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの3つの視点を融合させ、新規事業に特化した支援を行っています。また、プロトタイプ制作支援「Agile Prototyping Lab」と「APL Idea Forge」といったサービスを展開し、スピーディで高品質な新規サービス開発を実現しています。
共同開発の展望
今後、tenkaiがRelicグループに加わることで、両者のシナジー効果が期待されています。tenkaiの独自のアプローチとRelicの豊富な経験が融合し、不確実性の高い新しい市場環境にも柔軟に対応できる新規事業開発が可能となるでしょう。これにより、両社は新たなユーザー価値や体験を創出し、競争力を高めていくことを目指しています。
代表者のコメント
Relicの代表取締役CEOである北嶋貴朗氏は、tenkaiがグループに加わることでより多様な開発方法を用いて新規事業支援を行っていくことを楽しみにしています。また、tenkaiの代表取締役白井美樹氏は、他社との差別化を図るために、Relicと共に新規事業開発の多様性を広げる努力を続けていくと表明しています。
まとめ
今回の子会社化は、日本のIT業界において新規事業開発の加速を図る重要なステップです。Relicとtenkaiが共同で進める新たな挑戦によって、それぞれの強みが最大限に活かされ、イノベーションが促進されることが期待されています。今後の動向に注目です。