NVivoユーザーインタビュー:松井孝憲先生のインサイト
ユサコ株式会社が運営する研究支援情報サイトでの最新インタビューは、グロービス経営大学院の松井孝憲先生を迎え、質的データ分析ソフトウェア「NVivo」の実際の活用について語っていただきました。これにより、特に経営学の分野におけるデータ分析の手法とその意義をご紹介します。
NVivoを選んだ理由
松井先生がNVivoを導入した背景には、データの透明性を重視し、適切な分析を行いたいという思いがあります。「自分勝手なデータ解釈をしたわけではなく、データに基づいて透明性の高い分析手続きを示すために、NVivoを購入しました。」との言葉から、科学的アプローチに対する強い信条が伺えます。
実際の利用方法
松井先生が行った研究では、グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)を用いて分析を行いました。まずはExcelを用いてオープンコーディングの作業を進め、インタビューデータの逐語録からデータを切片化し、プロパティとディメンションを抽出しカテゴリ化していくという非常に体系的なアプローチを取っています。
NVivoの役立ち機能
「NVivoがなければできなかった作業」として、松井先生は軸足コーディングのプロセスを挙げています。構築したコードを視覚的に確認できることで、階層化、類似コードの比較、整理が容易になります。これにより、データ分析の効率が格段に向上し、学問的な深みを持った研究が可能になるのです。
インタビューの意義
インタビューを実施したユサコ株式会社は、製品開発やサポート改善に活かすため、実際のユーザーに直接意見を求めています。この取り組みにより、企業と教育機関の架け橋としての役割を果たすと共に、経営学の領域での質的研究の可能性を広げています。
松井先生との貴重な対話を通じて、経営学における質的研究の進展に寄与するべく、今後も情報を発信していく所存です。詳しいインタビュー内容は、以下のリンクからご覧いただけます。
インタビュー全文はこちら
まとめ
質的研究におけるNVivoの活用法を通じて、松井先生から多くの知見が得られました。研究者や実務家にとって、データ分析の重要性が再認識される素晴らしい機会となることでしょう。今後、ユサコ株式会社はこのようなインタビューを通じてさらなる情報を提供していきます。