TWOSTONE&Sons 通期決算発表
2025年10月15日、株式会社TWOSTONE&Sons(以下、当社)は2025年8月期の通期決算を発表しました。この決算では、売上高が18,077百万円に達し、前年同期比で3,786百万円、26.5%の増加を記録。売上及び売上総利益の両方が創業以来の最高値を更新したことが明らかになりました。
組織体制強化の成果
当期の業績成長には、長期的な事業拡大を見越した組織体制の強化が寄与しています。特に採用に対する投資に注力し、コンサルタントや幹部人材、さらに正社員エンジニアの採用にも力を入れました。この結果、採用投資は490百万円に達し、前年比155.4%という大幅な増加を記録しました。将来的には、採用による人材が生む売上や利益に期待がかかります。費用が発生するのは初期段階のみで、その後の成長につながる見込みです。
中長期的視点での投資
採用投資の他にも、新たなマーケットを視野に入れた積極的な投資が業績を押し上げました。販管費は前年同期比で1,044百万円増加しましたが、その成果として営業利益は前年から72.7%増加し、819百万円となりました。
2025年8月期の注力ポイント
当社が2025年8月期に掲げた注力ポイントは、以下の3つです。若手幹部の採用と育成、既存事業の成長とM&Aの実施、そしてグループ間連携とガバナンスの強化です。
幹部採用と人材育成
第四四半期には、営業・コンサルタント人材として30名、正社員エンジニアとして53名を採用し、中長期的な成長基盤の強化に成功しました。これらのメンバーは今後の成長に大きく貢献する見込みです。
既存事業の成長とM&A
エンジニアの稼働数が前年比19.3%増加し、エンジニアマッチング事業の売上も引き続き増加しています。また、第四四半期には株式会社enableX内のコンサル関連企業3社のM&Aを実行し、M&Aの検討件数も前年と比べて増加しています。2026年以降も積極的なM&A戦略を継続する予定です。
グループ連携とガバナンスの強化
M&Aに伴うPMI(事業統合後のマネジメント)を進め、グループ会社の合併についても検討を進めています。成功したM&Aによってグループ会社が増えており、さらなる連携強化に努めています。
2026年8月期の展望
今後の見通しについて、2026年8月期の売上目標は24,182百万円、営業利益は1,324百万円と、いずれも昨年度からの大幅成長を見込んでいます。既存事業の成長を加速させるとともに、M&Aを通じての非連続成長を目指していきます。
おわりに
当社は、「不合理な常識を疑い、新しい合理的な常識を作り出す」という理念のもと、引き続き企業とIT人材の価値向上だけでなく、社会課題の解決にも力を入れていきます。今期の決算を足掛かりに、さらなる飛躍を狙います。
TWOSTONE&Sonsについて
2013年に設立されたTWOSTONE&Sonsは、エンジニアプラットフォーム事業を主軸に多岐にわたるソリューションを提供するホールディングカンパニーです。2020年に東京証券取引所マザーズに上場し、2023年には現在の社名に変更しました。今後も社会に貢献できる事業集団としての活動を続けていきます。