コロナ禍に立ち向かう新たな試み
岐阜県内で始まった「公衆衛生改善に向けた社会実験プロジェクト」は、地域の産学官が結集して推進する注目の活動です。このプロジェクトは、岐阜大学との実績ある共同研究を基盤に、洗浄と抗菌・抗ウイルス機能を備えた表面処理剤「サニーシールド」を用いた衛生環境の向上を狙っています。
プロジェクトの概要
この社会実験では、商業施設や公共の場を対象に、サニーシールドを用いて清掃を行い、その効果を科学的に検証します。特に、コロナ禍での衛生意識の高まりを背景に、効率的かつ低コストで公衆衛生を向上させる手法の確立を目指しています。この取り組みは、経済活動の再活性化にも寄与することが期待されています。
実験では、対象施設にこのサニーシールドを適用し、得られたデータをもとに施策を継続的に見直す方針です。今後は、公共施設や高齢者福祉施設においても実施を拡大し、コロナ禍の影響を受けた経済活動の再開に貢献していく考えです。
効果の検証
実施中の検証実験では、大垣共立銀行のATMにおいて、サニーシールド施工の清浄度が明らかになりました。約1ヶ月間にわたり、細菌の状態を測定したところ、サニーシールドによる定期清掃が従来の清掃方法よりも高い清浄度を保っていることが確認されました。これにより、今後の普及が一段と期待されます。
プロジェクト立ち上げの背景
昨今は、継続するコロナウイルスの影響によって、衛生管理がこれまで以上に重要視されています。アルコール消毒や清掃は行われているものの、その間の維持管理が不十分な場合があります。このプロジェクトは、その必要性に応える形で、手軽にできる環境整備の方法を模索しています。
特に、場合によっては高価な施工型抗ウイルスコーティングといった選択肢もあるものの、維持に関する課題が残ります。サニーシールドを用いることで、こうした問題の解決策を提供できることを目指しています。
未来の展望
このプロジェクトの成果を通じて、岐阜県内でのサニーシールドの活用がさらに広がり、地域全体の衛生環境が向上することが期待されます。公衆衛生が強化されることで、安心して経済活動を再開できる基盤が整うことを目指して、今後も継続的な実験結果の報告が行われる予定です。
SANI-SHIELD(サニーシールド)とは
サニーシールドは、様々なウイルスやバイ菌に対して高い除菌効果が期待できる表面処理剤です。これにより菌の繁殖やカビの発生を抑制する他、アレルギー物質を抑える消臭効果も望めます。環境に配慮された製品であるため、使用者にとっても安全性が高いとされています。
会社概要
株式会社錦之堂インターナショナルは、岐阜県大垣市に本社を置き、1994年に設立されました。家具製造業や建材の輸入卸売業を手がけており、その一環としてこのプロジェクトにも深く関与しています。
関連ウェブサイトは
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