夏場の製品事故
2024-07-12 10:16:48

真夏の危険!モバイルバッテリー、扇風機、着火剤の事故に注意!

真夏の製品事故アラート!モバイルバッテリー、扇風機、着火剤の取り扱いに注意!



暑い夏は、アウトドアを楽しむ機会が増えます。しかし、同時に製品事故のリスクも高まります。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、夏場に注意すべき製品事故を3件紹介し、注意を呼びかけています。

1. モバイルバッテリーの事故



モバイルバッテリーは、スマートフォンなどの充電に欠かせないアイテムですが、高温環境下では発火のリスクがあります。特に、自動車内や直射日光が当たる場所に放置すると、バッテリーが熱暴走を起こし、発火に至る可能性があります。

NITEでは、2021年8月に鹿児島県で発生した、自動車内に放置していたモバイルバッテリーが発火し、周辺を焼損した事故を紹介しています。この事故の原因は特定できませんでしたが、長期間使用によるバッテリーの劣化と高温環境が重なったことが原因と考えられています。

モバイルバッテリーの安全な使用方法


夏場、特に高温となる自動車内や直射日光が当たる窓際などに放置しない。
モバイルバッテリーは、涼しい場所に保管する。
長期間使用していないモバイルバッテリーは、定期的に充電と放電を繰り返す。

2. 携帯用扇風機の事故



近年、リチウムイオン電池を搭載した携帯用扇風機が普及していますが、落下などの強い衝撃によって電池が破損し、破裂や発火につながる可能性があります。

NITEでは、2020年8月に大阪府で発生した、充電中の携帯用扇風機が破裂し、焼損した事故を紹介しています。この事故の原因は、リチウムイオン電池の内部ショートによる異常発熱と推測されています。

携帯用扇風機の安全な使用方法


落とすなど、強い衝撃を与えない。
充電中に異常な発熱や変形などが見られた場合は、直ちに使用を中止し、購入店や製造・輸入事業者の修理窓口に相談する。
異常が発生した場合は、発火・破裂に備え、金属製の缶などの保管容器に入れて保管する。
万が一、発煙・発火した場合は、消火器で消火するか、大量の水をかける。火災が拡大した場合は、直ちに避難し、119番通報する。

3. 着火剤の事故



バーベキューを楽しむ際は、着火剤の取り扱いにも注意が必要です。NITEでは、2003年4月に大阪府で発生した、着火剤の継ぎ足しによって衣服が燃え、複数人がやけどを負った事故を紹介しています。

この事故は、既に火が点いている炭に、着火剤を継ぎ足したことで、着火剤が急激に燃焼し、炎が飛散して衣服に着火したと考えられています。

着火剤の安全な使用方法


着火剤は、一度火を点けたら継ぎ足ししない。
炎天下では、着火剤の炎が見えにくいため、特に注意が必要です。
チューブ式やパウチ式の容器で販売される着火剤には、継ぎ足しを禁止する警告文が付けられているので、必ず確認する。
* 消毒用アルコールを着火剤として使用しない。

製品事故を防ぐために



NITEは、製品事故に特化したウェブ検索ツール「SAFE-Lite」を提供しています。製品名やキーワードで検索することで、関連する事故情報やリコール情報を確認することができます。製品事故を防ぐために、NITEのウェブサイトを参考に、安全な使用方法を心がけましょう。

まとめ



夏は、楽しいイベントやレジャーも多いですが、同時に製品事故のリスクも高まります。NITEが紹介した事例を参考に、モバイルバッテリー、携帯用扇風機、着火剤など、身近な製品の取り扱いには十分注意し、安全な夏を過ごしましょう。


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