サトーの新たな挑戦:環境負荷の低減
株式会社サトーは、長年にわたって産業用ラベルプリンターの生産と販売を行ってきたグローバル企業です。近年、環境問題への関心が高まっている中、サトーはその取り組みの一環として主力モデルの梱包を見直しました。新たな梱包仕様では、使用する緩衝材を従来の発泡プラスチックから段ボール素材へと変更し、CO₂排出量の削減を実現しています。
環境問題への対応
世界的に見ても、重工業はCO₂排出の大きな要因となっています。最近の予測によると、製造業全体で2024年から2050年にかけてCO₂排出量が約17%も増加すると言われています。サトーはこうした現状を受け、環境負荷の軽減に向けた取り組みを強化しているのです。
新しい緩衝材の設計
新しい梱包は、段ボール製フレームにハニカムボードを組み合わせた設計です。これにより、プリンター本体をしっかりと固定しながら、強度と耐衝撃性も高めています。サトーは、この新仕様の緩衝材に対して厳格な品質テストを実施し、従来通りの製品保護性能を確保しています。解決すべき課題は、環境への配慮をしつつ、製品の安全性を維持することです。
ガーディアン・グリーンな効果
今般の梱包見直しによって、1台あたりのCO₂排出量が約39%削減される見込みです。また、2023年度の販売実績を基にすると、年間で約8,596kgのプラスチック使用量の削減につながるとされています。この取り組みは、サトーの持続可能な発展に向けた誓いとなります。
対象機種
この新梱包仕様は、特に以下の2機種に適用されます。
- - スキャントロニクス🄬CL4NX-J Plus(国内用)
- - CL4NX Plus(海外用)
これにより、世界各地で展開しているサトーの製品は、より環境配慮型に進化しています。
さらなる取り組み
さらに、サトーは2024年からこれらのモデルの筐体部分に再生プラスチックを使用し、持続可能な製品作りに引き続き取り組んでいます。これにより、耐久性を保ちながら、CO₂排出量のさらなる削減が期待されます。サトーの環境への配慮は、今後も進化を遂げていくことでしょう。
株式会社サトーの概要
サトーは1940年に創業した企業で、90を超える国でビジネスを展開しています。自動認識技術を駆使して、さまざまな情報の最適化を図っています。最近の連結売上高は1,548億円に達し、業界のリーダーとしての地位を確立しています。
企業HPは
こちら です。今後の動向にもご注目ください。