安全性向上への新たな一歩
2025-10-09 16:34:38

新たな防災防犯グレード制が誕生!ガラスの安全性向上への取り組み

新たな防災防犯グレード制の導入



2023年10月、一般社団法人板硝子協会は東京都港区にて、合わせガラスに新たな『防災防犯グレード』及び『防犯グレード』の三つの新グレード制の導入を発表しました。この新しい取り組みは、ガラス製品の機能を明確化し、消費者に対して理解しやすい情報提供を行うことを目的としています。新しく導入されたロゴを使用することで、広く普及させることが期待されています。

新グレード制の目的



新設されたグレードは、まず『防災防犯グレード』、次に『防犯グレード』、そして『一般グレード』の3種類に分類されます。特に防災や防犯に関連する機能を強化したガラスは、今後の住宅施行の際に重要な役割を果たすことを目指しています。消費者からの関心が高まる中、安全と安心を提供する製品として、これからの住宅部品の選択肢を増やすことになります。

BL-bs部品認定書の授与式



また、発表会では、板硝子協会の会員企業であるAGC株式会社、日本板硝子株式会社、セントラル硝子プロダクツ株式会社が製造した防犯ガラスが、一般財団法人ベターリビングによる優良住宅部品『BL-bs部品』として認定され、その授与式も行われました。

BL-bs部品とは



『BL-bs部品』は、近年の環境保全や高齢化社会における防犯性の向上が求められる中で、住宅部品として求められる社会的要請に応える特長を持つ製品として認定されます。

この認定基準は、以下の7つの特徴を持つ製品を対象としています。
1. 環境の保全に寄与する特長
2. 優良な住宅ストックの形成・活用に寄与する特長
3. 高齢者・障害者を含む誰もが安心して生活できる社会の実現に寄与する特長
4. 防犯性向上に寄与する特長
5. 健康的な生活の実現に寄与する特長
6. 防災、減災に寄与する特長
7. 家事及び労働の負担軽減に寄与する特長

今回、防犯ガラスはこの中でも特に第4の基準である「防犯性向上」に認定されました。

合わせガラスの特徴



『合わせガラス』は、2枚のガラスの間に合成樹脂の中間膜を挟み込み、熱と圧力で圧着した非常に強固なガラスです。この構造により、耐貫通性が高く、万が一破損しても破片が飛散しにくくなっています。これが、台風や地震など非常時においても、極めて高い安全性を提供します。

防災防犯ガラスと防犯ガラスについて



  • - 【防災防犯ガラス】
合わせガラスの中間膜が60ミル以上で、台風などの衝突に耐える防災性能と、防犯性能を兼ね備えています。避難所として利用されることもある学校や住宅に適した製品です。

  • - 【防犯ガラス】
中間膜30ミル以上を持ち、さまざまな侵入手法に対して高い抵抗性能が期待されるガラスです。住宅やオフィスでの防犯対策の一環として重要な役割を果たします。

このように、安全性の向上に向けた新たな取り組みが始まったことで、今後の住宅市場にも大きな影響が予想されます。消費者は今後、この新しいグレード制を通じて、より安全で安心な住まいを選ぶことができるでしょう。

【発表会の詳細情報】は、以下の連絡先からお問い合わせいただけます。

一般社団法人板硝子協会 担当:橋本
TEL:03-6450-3926
FAX:03-6450-3928
E-mail:[email protected]


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会社情報

会社名
一般社団法人板硝子協会
住所
東京都港区高輪1-3-1NBF高輪ビル4F
電話番号

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