肥前やきもの圏ミュージアムの魅力
「肥前やきもの圏ミュージアム」が、2017年1月10日から渋谷のShibuya City Loungeにてグランドオープンした。このイベントは、佐賀県と長崎県の陶器文化を深く体験できることをテーマにしており、ミュージアム自体が国内屈指の焼き物の魅力を観光客や地元の人々に伝える場所となる。
開催概要
- - 開催期間: 2017年1月6日(金)~2月5日(日)
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プレオープン: 1月6日からはドリンクとランチメニューの提供が始まっている。
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グランドオープン: 1月10日からはディナーメニューも登場。
- - 開催店舗: Shibuya City Lounge(渋谷区宇田川町21-1 / 渋谷ロフト2F)
- - 営業時間: 11:00~23:00(定休なし)
特別メニュー
この期間中、訪れる人々は、8つの市町で構成される「肥前やきもの圏」の器を使用した特別メニューを楽しむことができる。ドリンクメニューやランチ、ディナーまで揃っており、それぞれの料理には地元の食材がふんだんに使われている。
ドリンクメニュー
午前11時から午後10時30分までの間、選べる陶磁器を用いたスペシャルコーヒーなど、650円(税込)で提供される。陶器か磁器のいずれかを選ぶことができ、味わい方も異なる。
ランチメニュー
ランチメニューは午後4時まで提供され、佐賀・長崎県産の新鮮な食材を使用した1プレートで1200円(税込)。たとえば、ふもと赤鶏のねぎ味噌焼きや、飛魚のエスカベッシュなど、多彩な料理が並ぶ。
ディナーメニュー
ディナーは午後10時までで、1300円(税込)で特製のトマト煮込みとチーズ焼きを楽しむことができる。陶磁器7種から自分の好みに合わせて皿を選ぶスタイルで、料理と器の両方を楽しめる。
店内の装飾
店内の中央には直径1.2メートルの円形モニュメントがあり、使われている器の絵柄が映し出される。この視覚的要素は来場者の目を楽しませ、忙しい日常を忘れさせる魅力を持っている。
また、器の展示や解説、オリジナルランチョンマットなど、店内を「器のミュージアム」として表現し、訪れた人々に肥前の陶磁器について深く理解してもらえる工夫がなされている。食と器が融合した体験は、ただの食事ではない特別なひとときを提供することが期待されている。
肥前やきもの圏とは
肥前やきもの圏は、1616年に朝鮮陶工が磁器の材料を発見した地として知られ、九州北西部に位置する。この地域では、陶石や燃料、水といった窯業に適した条件が整っており、多様な技術と作風が磨かれてきた。現在では日本の磁器生産の中心地としても名を馳せており、近年では「日本遺産」にも認定されている。
この歴史を活かして、肥前の陶磁器文化を国内外に発信する重要な機会として、肥前やきもの圏ミュージアムは多くの来場者を迎える準備を整えている。渋谷での特別な体験を通じて、肥前の魅力を全身で感じ取っていただきたい。
アクセス情報
住所: 東京都渋谷区宇田川町21-1渋谷ロフト2階
アクセス: 渋谷駅から徒歩3分
電話番号: 03-3780-1616
席数: 93席
ぜひこの機会に足を運んで、肥前の器に触れながら美食を堪能してみてはいかがだろうか。