おせち事情の変化
2025-12-25 11:07:06
お正月のおせち事情:家庭ごとに進化する食文化の変化
お正月のおせち事情の変化
日本のお正月料理の代表選手である「おせち」。この伝統的な料理は長年親しまれてきましたが、近年は家族のライフスタイルの変化に伴い、おせちに対する考え方にも大きなシフトが見られます。最近の調査によると、何と約40%の人々が「おせちを食べない」と回答していることが明らかになりました。
アンケート結果の概要
ママスタセレクトが実施したこのアンケートは、1,100件以上の回答を得ることができました。テーマは「お正月のおせちはどうしていますか?」というもので、回答者は以下の4つの選択肢から自分のスタイルを選びました。
1. 自分でおせちを作る
2. おせちは買う
3. 実家・義実家のおせちをもらう
4. おせちは食べない
調査結果の中で特に目を引いたのは、実に40.8%の人々が「おせちは食べない」と回答したことです。その理由として、多くの人が鍋や寿司といった他の料理を食べることを選んでいるとのコメントが寄せられました。例えば、「年末は鍋、年始はお寿司」という声があり、伝統的なおせちが敬遠される傾向が見受けられます。
おせちを買うスタイル
また、29.2%の人々は「おせちは買う」と回答。ここでも注目すべきポイントは、多くの人がお重ではなく、個別の単品おせちや惣菜を選び、自分たちが必要なものだけを購入しているということです。「夫が好きなものだけをスーパーで購入する」といった具体的なコメントも寄せられ、食べる人の嗜好に合わせたスタイルが主流のようです。
実家からのおせち
一方、「実家・義実家のおせちをもらう」と答えた家庭は18.3%でした。中には、「義父が料理人で豪華なお重が届く」という特別な体験をしている家庭もあり、帰省文化が色濃く残っていることがうかがえます。
手作りのおせちとそのこだわり
そして、自分でおせちを作る家庭は11.7%と少数派です。しかし、この選択をした人々は少数ながらも、手作りにこだわりを持っていることがわかりました。「黒豆や伊達巻きだけは毎年作る」「家族が確実に食べるものだけを作る」といったコメントから、手間を減らしながらも自分たちのこだわりを反映する姿勢が見て取れます。
お正月料理の未来
この調査からは、家族が楽しく過ごせるお正月を追求する姿勢が伺えます。どの家庭も「家族が楽しく過ごせるお正月にしたい」という思いは共通しており、今後はライフスタイルの多様化に合わせておせちのスタイルも変わっていくことでしょう。伝統を踏襲しつつも、それぞれの家庭にフィットした形に進化しているとも言えます。
現代の家庭では、もはやおせちが必需品ではなくなりつつあり、よりパーソナルで自由なスタイルが広がる中、これからの正月料理がどのように変化していくのか、注目が集まります。
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