性格診断が話題に!意外な結果とは?
最近、性格診断が幅広く認知され、特にSNS上で多くの人に利用されています。このトレンドを受けて、株式会社クロス・マーケティングが実施した「性格診断に関する調査(2025年)」の結果が発表されました。調査は全国の20歳から69歳の男女を対象に行われ、性格診断の普及状況や人々の抵抗感、活用方法について詳しく分析されています。
性格診断の認知度
調査の結果、性格診断に関連する8つの分類の中で、最も人気が高かったのは「12星座占い」で、認知度は50.2%に達しました。次に「血液型診断」が48.5%で続き、「動物占い」は30.2%の認知を得ています。興味深いことに、「12星座占い」と「血液型診断」、「四柱推命」は、年齢が上がるにつれて認知率が増加する傾向にある一方、20代では「16personalities」や「Love Type16診断」が特に人気を集めていることが分かりました。
自分の性格との一致度
回答者の53.1%が、診断結果と自己認識に一致感があると感じています。特に20代と40代ではこの一致感が高く、ほぼ7割が自分の性格を正しく表現していると認識しています。対照的に、50代以上の半数以上は「一致していない」と答え、このギャップも世代間の特徴を反映しているのでしょう。
人に聞かれることに対する抵抗感
性格診断の結果を他者から聞かれることに抵抗がないと答えた人は約7割に上りました。ただし、男性の20代・30代は「抵抗がある」と感じる傾向が強く、一方で女性の若年層は「まったく抵抗がない」という回答が多いようです。このように、男女の抵抗感には明確な違いが見られ、性格診断に対する态度が世代によっても異なることが浮き彫りになりました。
性格診断の良いところ
調査によれば、性格診断の良いところとして「会話のきっかけやネタになる」が選ばれました。次いで「自分の長所を理解できる」という点が挙げられ、多くの人が自己分析や自己理解を深める手段として活用していることが伺えます。特に女性は「新しい自分の一面を発見できる」といったポジティブな意見が多く見られました。
性格診断の懸念点
反面、性格診断には否定的な意見も存在します。最も多い懸念は「性格を決めつけられることが嫌だ」というもので、全体の約5割がそのように答えています。特に、60代男性ではその割合が6割に達しました。また、20代男性の中には、苦手な相手と同じ性格タイプだった場合の嫌悪感や、相性による人間関係の判断に対する懸念が強く表れています。
調査のまとめ
クロス・マーケティングの調査結果から、性格診断は現代において重要なコミュニケーションツールとしての役割を果たしていることが明らかとなりました。特に若年層においては、自己理解や会話のきっかけとしての利用が見受けられ、個々のニーズに応じた活用方法が期待されます。しかし同時に、その認識や活用法には世代や性別による差があるため、今後のコミュニケーションの在り方を考える上で、さらなる研究が求められそうです。