カリフォルニアワインの新展開
2021-02-03 09:00:02
カリフォルニアワイン、新たなグローバルブランド「ゴールデン・ステート・オブ・マインド」を発表
カリフォルニアワイン協会が新ブランドを発表!
2021年2月、カリフォルニアワイン協会(CWI)は「ゴールデン・ステート・オブ・マインド ~ 輝くカリフォルニアの想い」という新しいグローバルブランドを発表しました。この革新的な取り組みは、ワイン産業の持続可能性やイノベーションを重視し、世界中の消費者にカリフォルニアの魅力を伝えることを目的としています。
新たなグローバルブランドの目指すもの
このブランドキャンペーンでは、カリフォルニアで生産された高品質なワインの魅力を広く宣伝し、2021年から2023年までの2年間で1,000万ドル(約10億円)を投資して、国際市場への輸出を拡大する計画です。「ゴールデン・ステート・オブ・マインド」は、サステイナビリティに力を入れたワイン造りや、イノベーションを強調するメッセージを発信します。具体的には、デジタル広告やプロモーション活動を通じて、ワインに対する意欲的な消費者と直接つながることを目指しています。
10年計画の内容
また、CWIは「2030年プラン」と呼ばれる10ヶ年戦略も策定しました。この計画は、カリフォルニアのワインが持つ特性を最大限に活かし、輸出売上高を25億ドル(約2,610億円)以上にすることを目指しています。その柱としては、既存市場での販売強化、新たな市場への拡大、そして輸出に従事するワイナリーの増加が挙げられています。
各国の消費者に向けて
このキャンペーンで対象となる市場は広がっており、カナダ、ドイツ、香港、メキシコ、スウェーデン、さらにはフランスやイスラエル、スペインなど多岐にわたります。特にワイン輸入業者や購買担当者向けのバーチャル・ワイナリー・ツアーやオンラインセミナーなどを通じて、積極的な情報発信を行い、新たな消費者へのアプローチを図っています。
カリフォルニアワインの新たな魅力
CWIの国際部長であるオナー・コンフォート氏は、「2020年の危機を通じて、カリフォルニアワインとの関係がいかに大切かを再確認しました。今こそ、カリフォルニアの持つ独自の魅力を新しい方法で伝える機会です。」と語っています。
さらに、家族経営のワイナリーや次世代のワインメーカーを紹介し、業界全体の持続可能性、多様性への取り組みを強調することで、カリフォルニアワインの価値観を広めていく方針です。
体験を通じたワインの魅力の発信
「ゴールデン・ステート・オブ・マインド」キャンペーンでは、多くのオンラインイベントが計画されており、消費者が実際にワインを試飲する機会も設けられています。この取り組みを通じて、新規顧客との接点を増やし、デジタル環境での販売促進も図っていく予定です。
おわりに
カリフォルニアワイン協会の取組は、ワイン業界が直面する課題に対する解決策を提供しつつ、今後の成長を目指しています。新たなブランドキャンペーンの成功が、カリフォルニアワインの国際的な評価をさらに高め、さらなる市場拡大に繋がることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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カリフォルニアワイン協会日本事務所
- 住所
- 東京都港区六本木7-7-7
- 電話番号
-
03-6629-3658