渋谷区など3区にセキュリティ評価プラットフォーム「Assured」が導入決定

セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」の導入決定

GovTech東京は、一般財団法人のもとで行われた共同調達において、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を採択しました。このサービスは、渋谷区、杉並区、葛飾区に導入され、自治体での情報通信のセキュリティ力を高めることを目的としています。導入が決定した「Assured」は、クラウドサービスの安全性を視覚化するプラットフォームです。これにより、各自治体のデジタル・トランスフォーメーション（DX）が推進されることとなります。

共同調達の背景

近年、行政機関や企業でのデジタルサービスの推進に伴い、必要不可欠となっているのがセキュリティリスクの評価です。自治体では、さまざまなクラウドサービスが利用されるようになり、その安全性を確保するために、「Assured」が選ばれました。調達活動は、東京都内の区市町村が共同で実施しており、自治体間で共通の基準を持った評価基準が求められています。

「Assured」の機能と効用

「Assured」は、SaaSやASPといったクラウドサービスのセキュリティ状況を評価するために設計されたプラットフォームです。専門のセキュリティ評価チームが、重要なガイドラインやフレームワークを基にクラウドサービスのセキュリティ対策を調査し、その結果をデータベースに集約して高精度の評価を提供します。このシステムを通じて、各自治体におけるセキュリティリスク評価は、誰にとっても客観的で信頼のおけるものになるでしょう。

特に、クラウドサービス事業者は「Assured」の評価情報を基に自社のサービス安全性を示すことが可能で、利用者を安心させることができます。さらに、このプラットフォームを通じて利用者と事業者の間の信頼関係を構築し、社会全体のDX推進に寄与することも期待されています。

自治体のDX推進に向けて

GovTech東京は、自らの委員会を通じ、自治体間で共通して利用できるツールやシステムの調達を進めています。このため、「Assured」の導入は、各自治体のデジタルサービスの安全性向上だけでなく、地域全体のDX推進にも大きな影響を与えると考えられます。デジタル化が進む中、自治体が安全なサービスを利用することは、地域住民のセキュリティを担保するためにも欠かせない要素です。