群馬県前橋に誕生した革新的サウナ体験「黄土レンガ薪サウナ」

前橋に登場！三機能を持つ日本初サウナ

群馬県前橋市の蒼穹株式会社が、特許や意匠、商標の出願を行った「黄土レンガ薪サウナ」を先日発表した。この薪サウナは、100年の歴史を持つ地元のレンガ職人と共同開発したもので、サウナ、岩盤浴、スチームサウナの三機能を同一空間で実現した画期的な施設だ。ここでは、壁から放たれる「熱の羽衣」に包まれながら、心身をゆったりと癒す新しいサウナ体験が待っている。

「熱の羽衣」がもたらす心地よさ

このサウナでは、単に「熱を我慢する」ための場ではない。むしろ、黄土レンガが発するやさしい遠赤外線が体の奥深くまで染み渡るため、筋肉や内臓をじっくりと温めてくれる。この心地よい熱は、呼吸をしやすくし、緊張を緩める効果がある。肩こりや腰の重みが軽くなり、いつしか呼吸も深く、心が静まっていく。この新たな感覚は、サウナが苦手な人にこそ体験してほしいもので、心身に安らぎを与える。

三つの熱のハーモニー

このサウナの特異性は、三つの異なる熱が融合する点にある。まず、床が御影石で、身を横たえるだけで岩盤浴のようにじんわりと温まる。次に、壁は黄土レンガを使用していて、そこから放たれる波長の長い遠赤外線が体の中心へと届き、最後に壁ロウリュから立ち上るスチームが肌を覆い、やわらかな湿度を提供。この三方向からの熱が重なり合った瞬間、まるで自然と一体になるような心地よさを感じ、体は軽くなり、静かに精神が“ととのう”のだ。

実際の利用者の反響

実際にこのサウナを体験した人々からは、「サウナが苦手な私でも、ここは全然息苦しくない。10分で体が温まった」「腰痛が改善され、次の日の目覚めが全く違った」「岩盤浴、スチーム、薪の香りが調和していて、いつの間にか“ととのって”いた」といった声が寄せられている。熱を我慢するのではなく、その包まれる感覚が、人々を健康にし、心の安らぎをもたらしている。

前橋のレンガ文化と現代ウェルネスの融合

前橋は、明治時代に製糸業と共に栄えた「レンガの街」。赤レンガの倉庫や工場が立ち並び、人々は火と土を巧みに操って日本の近代化に寄与してきた。この新たなサウナは、そんな伝統的なレンガ文化を受け継ぎながら、「人をととのえる建築」として新しい形をもたらしている。歴史を持つ職人技と現代知識が融合し、火、水、土、人が調和する空間が創出されている。

サウナを体験できる場所

この「黄土レンガ薪サウナ」は、前橋市の完全貸切グランピングリゾート「THE W Relax Garden Resort」で楽しむことができる。ここには600㎡の天然芝、薪炉グリル、焚火、そして黄土煉瓦の薪サウナが設置されており、家族や友人、ビジネスチーム、愛犬と共に自分のペースで心と体をリラックスさせる時間を持つことができる。公式サイト：https://thew.jp/

今後の展開と目指す未来

蒼穹株式会社は、今回の特許出願を基に、サウナ事業を本格開始する。今後は温浴施設や宿泊施設向けのOEMサウナの開発や住宅、別荘向けプライベートサウナユニットの販売、移動式サウナの開発など、様々な展開を予定している。「ととのうサウナ」を通じて、サウナを「健康文化」として広げていくことを目指している。

サウナへの情熱

最後に、蒼穹株式会社の代表取締役である友澤敏朗氏は、「サウナは“熱を我慢する場所”ではなく、“健康を取り戻す場所”です。黄土レンガの熱が人を包み、癒しや元気を与える。この素晴らしい体験を群馬から全国に広げていきたい。『ととのう』という優しい健康が、すべての人々へ届くことを願っています」と語っている。