国際海洋デザイン会議
2022-07-21 13:37:44
海洋環境への取り組みを促進する国際会議を渋谷で開催
国際海洋デザイン会議が渋谷で初開催
2022年7月30日、渋谷のスクランブルホールにて「第一回国際海洋環境デザイン会議」が開催され、海洋環境の保護とデザインに関する様々な議題が議論されました。この会議は、3710Lab(みなとラボ)が主催し、日本財団の助成を受けて行われました。現地参加とオンライン配信が行われ、参加者は無料で入場できるという形式で、多くの関心を集めました。
参加者と基調講演
会議には100名の座席が用意され、渋谷駅直結という便利なロケーションで、多様な専門家たちが集まりました。開会挨拶に続いて、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が基調講演を行い、デザインがどのように海洋問題に寄与できるかについて意見を共有しました。深澤氏は、シリコンバレーでの経験を活かした視点で、現代社会におけるデザインの役割について考察し、参加者に刺激を与えました。
その後、デザイナー兼ファウンダーのsupercyclers Sarah K氏が講演を行い、持続可能なデザインの取り組みについて紹介しました。彼女は、海洋ごみを素材にしたプロダクトなど、具体的な事例を通じて課題解決の可能性を探りました。
活動紹介とレポート
続いて行われた「世界のデザインは海洋問題にどうアプローチしているか」というレポートでは、土田貴宏氏と山田泰巨氏が研究結果を発表しました。これにより、海外でのさまざまな取り組みが日本でも参考にすべきポイントが提示され、参加者の理解を深めました。
会議の後半では、トークセッションが行われ、「海のためにデザインは何ができるか」がテーマに取り上げられました。ここでは、we+(林登志也、安藤北斗)、大城健作氏、倉本仁氏、山野英之氏などの方々が参加し、具体的なアイデアを出し合いました。討議は非常に活発で、参加者からは多くの意見が交わされました。
ノベルティと今後の展開
参加者には、海に関連するノベルティが配布されるという特典もあり、会議の後も参加者同士の交流が促進されました。3710Labでは、今後も海洋環境デザイン教育プロジェクトを全国で展開していく予定であり、海洋教育の重要性を広める活動を続けます。
この会議を通じて、海洋環境の問題解決に向けたさまざまな視点やアプローチが明らかになり、参加者にとって貴重な学びの場となりました。3710Labは、海の未来をデザインするための活動を今後も加速していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人3710Lab
- 住所
- 東京都港区南青山2-9-25センチュリーホーム南青山B棟302
- 電話番号
-
03-6823-8307