イタリアエスプレッソ協会が設立される
2026年は日伊外交関係樹立160周年を迎える年。この特別な年を記念して、一般社団法人国際カフェテイスティング協会-日本(IIAC Japan)が、7月17日に新たに「イタリアエスプレッソ協会(Italia Espresso Association/IEA)」を設立いたしました。この協会は、イタリア式エスプレッソの品質を守りながら、日本のライフスタイルに合わせた形でその魅力を伝えることを目指しています。
IEAの目的
イタリアエスプレッソ協会の設立は、単なるコーヒー文化の普及を超え、日本の日常生活にエスプレッソ文化を根付かせるという野心的な目標を掲げています。具体的には次の3つの目標が設定されています。
1.
エスプレッソおよびバール文化の定着: 日本社会でエスプレッソとそれに伴うバール文化を定着させること。
2.
日常の選択肢として提供: エスプレッソを特別な飲み物としてではなく、日常的に楽しめる選択肢として広めること。
3.
新しいバール文化の育成: 日本の文化や生活習慣に寄り添った形で新たなバール文化を育てること。
エスプレッソ文化の魅力
イタリアにおいてエスプレッソは、ただの飲み物ではなく、日々の生活に溶け込んだ文化です。朝の出勤前や仕事の合間に立ち寄る街角のバールでは、一杯のエスプレッソを楽しむことで、バリスタや常連客との何気ない会話が生まれます。このような「短く、深く、日常に溶け込む」コミュニケーションが、エスプレッソの価値を高めています。
IEAではこの文化を日本の都市生活へと適応させ、独自のバール文化を提案していくことで、エスプレッソをより身近な存在にしていく意向です。
IIAC Japanの活動
IIAC Japanは2008年に設立され、イタリア本国の基準に基づき、カフェ・テイスターやバリスタの育成を行ってきました。現在、日本国内には約1,000名の会員と150名の認定バリスタが在籍しています。IEAの設立により、活動の幅はさらに広がり、日本のカフェ文化へも新たな風が吹き込むことでしょう。
これまでの活動としては、大阪・関西万博でのイタリア館オフィシャルスポンサーとしての出発や、FOODEX JAPANにおけるエスプレッソの提供が挙げられます。これらのイベントでは、エスプレッソ文化を多くの方々に体験してもらい、興味を持っていただくことができました。
IIACとカルロ・オデッロ会長のコメント
IIACのカルロ・オデッロ会長は、IEAの設立を祝福し、イタリアンコーヒーの文化を広める重要な節目であると述べています。また、情熱と専門知識が、この協会の成功に必要不可欠であると強調し、IIAC Japanとの連携に期待を寄せています。
「完璧なイタリアン・エスプレッソ」を日本の愛好者に届けることで、エスプレッソ文化の未来をより豊かなものにしていくことが目標です。
まとめ
イタリアエスプレッソ協会の設立は、日本におけるエスプレッソ文化の新しい展開を示しています。この機会に、イタリアンコーヒーの豊かな文化が日本の生活にどのように根付いていくのか、期待が高まります。日々の暮らしの中で、エスプレッソを楽しむ新しいスタイルが浸透していくことでしょう。