多言語支援プランの導入
2024-07-31 10:37:14

東京都北区が導入した多言語支援プランとその背景

東京都北区が導入した多言語支援プラン



東京都北区では、最近の大雨や台風による水害のリスクを考慮して、「みえる通訳 避難所支援プラン」を導入しました。このプランは、避難所での外国人住民に対する多言語通訳サービスを提供し、安心した避難生活をサポートします。

背景と目的


近年、全国各地で頻発する大規模水害は、特に首都圏においても猛威を振るっています。荒川や利根川の氾濫により、広範囲にわたる浸水被害が予想されています。東京都北区でも、このような災害に備えて、ハザードマップや避難場所の整備を進めてきました。

特に外国人住民の増加に伴い、災害時における支援が重要な課題となっています。そこで、同区では水害ハザードマップの多言語版を策定し、ウェブサイトでの公開を決定しました。さらに、避難所での多言語サポートを可能にするため、「みえる通訳 避難所支援プラン」を導入したのです。

「みえる通訳 避難所支援プラン」とは?


このプランは、リアルタイムでの映像通訳サービス「みえる通訳」とオフラインでも利用可能な「たっち通訳」を組み合わせています。これにより、避難所でのコミュニケーションの壁を取り除き、外国人住民や手話通訳が必要な方へのサポートが実現されます。

「みえる通訳」では、タブレットやスマートフォンを使用して通訳オペレーターと顔を見ながら会話をすることができます。これにより、微妙なニュアンスや難しい内容も正確に伝えることが可能です。サポートする言語は、英語、中国語、韓国語など13言語に及び、24時間365日対応しています。

一方、「たっち通訳」は、指差し操作により特定の会話ができるシートを用意しており、インターネット接続なしでも利用できます。避難所での受付や生活支援など、日常的なコミュニケーションを可能にします。特に、通信インフラがダウンする可能性がある災害時においては、その重要性が際立ちます。

導入の決め手


このプランの導入が決定した背景には、今年1月に発生した能登半島地震が影響しています。この地震の際、多くの地域で通話やデータ通信が困難となりました。そのような状況下でも、外国人住民への支援手段として「たっち通訳」が有効であることが確認されたのです。

「みえる通訳 避難所支援プラン」には、北区の外国人住民の約8割をカバーする言語対応があり、広範なニーズに応えられる体制が整っています。これにより、より快適で安心な環境が提供されることを目指しています。

まとめ


今後も東京都北区では、「みえる通訳 避難所支援プラン」を通じて、外国人住民や障がいを持つ方々への支援を強化していく方針です。安心して生活できる地域社会を築くため、このような取り組みが急務と言えるでしょう。テリロジーサービスウェアの関与もあり、これからの災害対策の新たな一歩となることが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社テリロジーサービスウェア
住所
東京都千代田区九段北1丁目11番5号グリーンオーク九段4F 
電話番号
03-4550-0555

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