廃材活用の新革命
2023-04-27 10:00:02
循環型事業の新時代を切り開く!廃材から生まれたデザイン家具の魅力
概要
近年、環境への配慮がますます重要視される中、株式会社井上企画と株式会社アダルが新たな循環型事業を展開しています。この取り組みは、日本初の試みとして注目を集めており、広葉樹の廃材を利用して製作されたデザイン家具を生み出しています。私たちが普段目にする家具が、どのようにリサイクルされて新しい価値を生み出しているのか、その舞台裏を見ていきましょう。
廃材の活用と3Dプリンター
井上企画では、大川市内に自社工場を構え、地域特産の広葉樹の廃材を用いています。広葉樹は木材として非常に優れた特性を持ち、その廃材を粉砕し、ポリプロピレンと混ぜ合わせることによって木粉ペレット(WPC)を製造しています。この新素材は、大型3Dプリンターを使用して、90年代初頭に人気を博した家具の復刻プロジェクトに活かされています。これにより、廃材が無駄になることなく、新たな製品へと生まれ変わるのです。
「リンクラウンジ2.0」プロジェクト
2023年4月、東京ビッグサイトで開催された「オルガテック東京2023」のアダルブースにおいて、「リンクラウンジ2.0」プロジェクトが発表されました。このプロジェクトは、3Dプリンター技術と木工技術の融合を実現したもので、過去にあったアダルの象徴とも言えるモデルを復刻することを目指しています。この取り組みは、単に技術の進化を示すものではなく、木材の持つ魅力を新たな形で引き出す試みとも言えます。
持続可能な未来を見据えて
井上企画は、自然に感謝し、謙虚かつ誠実に取り組む姿勢を大切にしています。廃材を有効活用し、循環型の事業を展開することで、企業の社会的責任を果たそうとしています。2022年には素材開発事業部を設立し、2023年には「marui lab」を福岡県大木町に開設しました。これは、持続可能な社会の実現に向けた新たなステップであり、今後の発展が非常に楽しみです。
まとめ
株式会社井上企画と株式会社アダルによるこの循環型事業は、単に新しい家具を生み出すだけでなく、環境問題に対する解決策としての可能性も秘めています。廃材を利用した家具製作が、今後の業界のスタンダードとなるかもしれません。我々は、この革新に感謝し、持続可能な社会作りの一助となることを期待したいものです。
会社情報
- 会社名
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株式会社井上企画
- 住所
- 福岡県大川市向島1998-4
- 電話番号
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0944-87-1515