杉田劇場20周年記念企画:歌劇団本公演
横浜・磯子区に位置する杉田劇場が20周年を迎え、その記念企画として2025年2月に歌劇団の本公演『たまさんのはなし~渡辺多満と生きた日々~』が開催されることが決定しました。この公演は、地域密着型のエンターテインメント集団である杉劇☆歌劇団が取り組むもので、長年の活動の集大成とも言える特別な作品です。この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
杉劇☆歌劇団とは
杉劇☆歌劇団は、2012年に杉田劇場と共に設立された団体で、地域の文化振興や住民参加を目的とした活動を行っています。年齢や舞台経験を問わず広く団員を募り、プロの講師の指導のもと、歌・演技・ダンスの技術を磨いています。毎年2月に行われる本公演では、横浜の歴史や文化をテーマにしたミュージカルが上演され、多くの観客に感動を与えてきました。
2025年の公演の内容
今回の公演テーマは、明治末から昭和初期にかけての女性の社会的な活動についてです。特に注目されるのは、渡辺多満という女性で、彼女は横浜連合婦人会や横浜孤児院、さらには横浜女子商業補習学校の設立に大きく貢献しました。彼女の活動を通して、激動の時代の中で生きた横浜の女性たちや子どもたちの姿を描きます。
公演は、関東大震災に影響された時代背景の下、女性の社会進出の軌跡を取り上げる中で、登場人物の感情や葛藤を描くことを目指します。観客にとっても共感しやすいストーリーと演出によって、理解しやすく伝わることでしょう。
公演詳細
第一回:開演13:00(開場12:30)
第二回:開演16:00(開場15:30)
- - 会場:横浜市磯子区民文化センター杉田劇場 5階ホール
- - 出演者:杉劇☆歌劇団2024団員(こどもから大人まで様々な参加者が勢揃い)
- - チケット料金:
一般:1,600円
中学生以下・障がい者手帳を持つ方:500円
ペアチケット:2,000円
- - 主催:横浜市磯子区民文化センター杉田劇場
- - 後援:公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
- - 協賛:三丸興業株式会社
あらすじ
物語の舞台は大正12年の夏、横浜女子商業補習学校に通う生徒たちが集まり、学芸会の発表内容について話し合っています。そこに、遅れて現れた同級生ヨネが急報を持参します。家庭の事情で学校を辞めることになりそうだというのです。仲間たちはヨネを励まし、大人たちを説得して彼女の復学を支援しようと奮闘します。この仲間の絆が、物語をより深い感動で包みます。
この特別な公演は、杉劇☆歌劇団による地域貢献の一環として、観客の心に残る感動的な体験を提供します。ぜひご期待ください!