AI医療サービスの連携
2024-07-29 08:52:14

エクサウィザーズグループとシミックホールディングス、AI医療サービスの連携強化

エクサウィザーズグループとシミックホールディングスの提携



株式会社エクサウィザーズの100%子会社である株式会社ExaMDが、医薬品開発支援を手掛けるシミックホールディングスと業務提携を締結しました。この提携により、AI技術を活用した健康・医療分野におけるソフトウェアサービスの開発が加速されます。特に、臨床エビデンスに基づく新しいAIアプリの創出が期待されています。

提携の背景



日本において、SaMD(ソフトウェア医療機器)とNon-SaMD(ソフトウェア非医療機器)の領域での発展は依然として遅れ気味です。こうした中、ExaMDはAIバイオマーカーを用いたソフトウェアサービスの開発に取り組んでおり、臨床開発においてはGCP(Good Clinical Practice)の基準に則ったデータ収集と評価基準の設定を行う必要があります。この分野ではまだ多くの課題が存在しており、適切なマネジメントが求められます。

一方で、社会的にはこうしたソフトウェアサービスに対するニーズが高まっており、今後の医療市場や健康市場に革新をもたらす可能性が十分にあります。両社が協力することで、高品質で臨床エビデンスに基づいたAIサービスの迅速な開発が可能になるでしょう。

ExaMDの取り組み



ExaMDは2024年2月に設立された企業で、健康・医療領域に特化したAIサービスを開発しています。その中でも、音声や画像を用いたマルチモーダル処理技術に力を入れ、初めてのプロダクトとして会話音声AIを活用した認知症診断支援プログラムを計画しています。これを通じて、認知症に関するソリューションを提供する予定です。

今後は、製造販売業の業許可の取得や、臨床試験の実施機能を確立し、通信・流通機能の基盤も整備していく考えています。また、ExaMDは多様なパートナーシップを通じて、自社だけでなく広範な市場に向けたAIサービスの展開を図る方針です。

シミックホールディングスの役割



シミックホールディングスは1985年に設立され、医薬品開発支援事業を日本で初めて開始した企業です。オンラインプラットフォームを通じて、製薬・バイオテクノロジー分野への総合的なサービスを展開しています。最近では、個人や自治体向けに新たなヘルスケアソリューションを提供し、健康価値の最大化を目指しています。

両社の協力によって、AI技術を基にした次世代のソフトウェア医療サービスが構築されていくことが期待されています。この提携は、革新的な医療サービスを通じた新たな市場の開拓にもつながり、今後の取り組みに注目が集まります。

まとめ



エクサウィザーズグループのExaMDとシミックホールディングスの提携は、医療とAI技術が融合する画期的な契機と言えるでしょう。今後の取り組みが、医療サービスの進化を促進し、より多くの人々に恩恵をもたらすことを期待したいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社エクサウィザーズ
住所
東京都港区芝浦4丁目2−8住友不動産三田ツインビル東館5階
電話番号

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