国鉄鋼製客車の復刊決定
鉄道ファンにとって待望のニュースが飛び込んできました。9月16日(火)から予約が始まるのは、株式会社書泉と著者岡田誠一さんによる『国鉄鋼製客車 Ⅱ』の復刊です。本書は、過去に出版された『国鉄鋼製客車 Ⅰ』の続編であり、特に鉄道の歴史や文化を知る上で欠かせない貴重な資料として位置付けられています。
この企画は、書泉が行っている「書泉と、10冊」の一環として実施されており、すでに在庫がなくなった名作を重版する取り組みです。書泉は過去に数多くの名著を復刊し、多くの読者に喜ばれています。特に、今回の図鑑はハンディでありながら、客車の種類や数多くの情報を網羅しています。
書籍の内容
『国鉄鋼製客車 Ⅱ』では、もともと昭和30年(1955年)に登場した10系客車から50系客車までの国鉄客車の各型式を詳しく解説しています。また、JR発足後に登場した客車、郵便荷物車、事業用車、暖房車も含まれています。本書では、国鉄がどのように進化してきたかを知る手助けをしてくれます。また、特筆すべき点は、連合軍専用客車の秘蔵写真も収録されていることです。これらの情報は鉄道ファンにとって非常に貴重で、記録としても重要な役割を果たします。
特典内容と予約情報
今回の復刊では、書籍単体の『通常版』に加え、有償特典版も用意されています。この特典版にはDVD『国鉄形客車とその軌跡~記憶に刻まれた列車たち~』が付属しており、鉄道映像作品を手掛けるいずみ企画が収録した懐かしい走行シーンを中心に構成されています。さらに、1992年に発行された『ローカル客車列車』の映像も再収録されています。
予約は9月16日(火)から書泉各店、芳林堂書店高田馬場店、そして書泉オンラインでスタートします。予約締め切りは10月15日(水)までとなっており、商品のお届けは10月16日(木)以降に予定されています。
制作チームからのメッセージ
この企画を立ち上げた金子さんは、「鉄道ジャンルの復刊として5作目であり、本書は客車図鑑として鉄道の歴史をたどる一冊」とコメントしています。また、JTBパブリッシングの担当者である入江さんも、この本が岡田誠一氏の客車研究の成果であり、Ⅰと併せて読むことでより深い理解につながると語っています。
最後に
鉄道に関心がある方々にとって、この復刊は見逃せないチャンスです。特に全国的に珍しい鉄道資料を集めたい方、また過去の鉄道の魅力を再発見したい方にはぴったりの内容となっております。ぜひ、手元に一冊用意してみてはいかがでしょうか。心を踊らせる鉄道の思い出を再び感じることができるでしょう。