解体テックのクラッソーネ、宇多津町と空き家対策で連携協定を締結

解体テックのクラッソーネ、宇多津町と連携協定を締結

株式会社クラッソーネが、香川県宇多津町と新たに「空き家除却促進に係る連携協定」を締結しました。この取り組みは、全国で増加している空き家問題に対し、地域に根差した解決策を提供することを目指しています。近年、空き家は全国的な社会課題として注目されており、総務省のデータによると、全国の空き家数は900万件、空き家率は13.8%に達しています。特に香川県では、空き家率が18.6%に上昇し、過去最高を記録しました。

協定締結の背景

空き家問題は、地域社会の安全や快適な生活環境に直接影響を及ぼすため、早急な対策が求められています。株式会社クラッソーネは、全国に2,200社以上の専門工事会社と連携し、施主と工事業者をマッチングする解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営しています。このプラットフォームは、これまでに16万件以上の実績を有し、自治体との連携を通じて空き家対策にも注力しています。

具体的な取り組み内容

協定に基づく主な取り組みは、以下の通りです：

1. 解体費用シミュレーターの導入
空き家所有者に対し、解体にかかる概算費用を提示できる「解体費用シミュレーター」を紹介します。これは、スマートフォンやパソコンから簡単に利用でき、10の質問に答えることで過去の見積もりデータに基づいた概算費用がわかるサービスです。

2. 情報の配布
空き家所有者向けに、解体の進め方に関するフライヤーを配布し、具体的な手続きや注意点を丁寧に説明します。

3. 相談窓口の設置
市民や空き家所有者からの相談を受け付ける窓口を設け、当社のサービスや情報を活用して空き家対策施策を進めます。

自治体DX推進の重要性

この協定を通じて、宇多津町の担当者は住民対応の質を向上させ、業務の効率化を図ることが期待されています。クラッソーネのIT技術とデータ活用により、自治体の業務もデジタル化が進むことで、より迅速かつ的確なサービス提供が可能となることでしょう。

この取り組みは、空き家問題の解決とともに、地域の活性化にも寄与することが期待されています。今後もクラッソーネは、自治体や地域住民と連携し、持続可能な社会づくりのために貢献していく予定です。