和光会のDX実践
2025-12-26 10:37:18

医療福祉分野のDXを進める和光会グループが全国大賞受賞

和光会グループが全国ワークスタイル変革大賞2025を受賞



2025年の「全国ワークスタイル変革大賞」にて、和光会グループが大賞を受けました。この業績は、医療福祉分野でのデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを通じて得られたものです。この大会は、日本の社会が直面する人手不足に対応するため、ワークスタイルの変革を進める企業や団体を表彰しています。

変革の背景と動機



和光会グループは、1925年に設立された歴史ある医療法人です。創業以来、多くの課題に直面してきました。業務の集中や、古い紙文化が根強いことにより業務効率が悪化し、新入職員の教育にも多くの時間を要していました。こうした課題を背景に、和光会グループは「誰も取り残さないDX」をテーマに掲げ、法人全体がマニュアルのクラウド化に取り組むことを決定しました。

DX推進の取り組み



和光会グループは、全ての事業所にWi-Fiとタブレットを整備し、現場とDX推進室の役割の明確化を進めました。そして、マニュアル作成の目標を設定し、ビジネスチャット「Chatwork」を通じてその進捗を全社で共有する方法を採用しました。プロジェクトには理事長を含む幹部も参加し、士気を高めるための施策も実施。目指すは、「楽しくやる」という文化の推進です。

実践的な成果



「使いやすさ」を重視した結果、現場職員が作成したマニュアルは2,500本以上に達し、今ではそれが業務の核となっています。結果として、新入職員の教育時間は75%削減され、法人全体で84,240時間もの業務時間が削減されました。さらに、紙のマニュアルを廃止することで7,000枚の紙削減も達成し、SDGsの観点からも大きな成果を上げています。

業務の効率化がもたらした影響



新たな業務プロセスの導入は職員にとっても良い影響を与えました。基準給与の上昇や年間公休日数の増加が実現され、職員の士気が向上。地域社会への還元も重要視し、夏祭りや学校向け出前授業、フードドライブを通じてコミュニティとの絆を深めています。

受賞の理由



全国ワークスタイル変革大賞において、和光会グループが評価されたポイントは「利用者に向き合う時間」を創出した点です。また、全職員を巻き込んだ組織変革の実現や、圧倒的な定量的成果が審査員から高く評価されました。

受賞者の声



和光会グループの鈴木未沙氏は、「今回の受賞は多くの職員が努力した結果です」とし、この成果を医療福祉分野全体に還元すべきだと語りました。また、Fun & Creative賞を受賞した株式会社川六の代表者も、過去の改革の成果を現代に活かしたいとの思いを述べました。

まとめ



和光会グループの取り組みは、医療福祉の現場におけるDXの成功例として、全国の他の組織にとっても大きなヒントになります。DXによる業務効率化は、職員の働きやすさだけでなく、地域社会全体への貢献にまでつながっていることが印象的です。今後もこのような取り組みが広がり、多くの人々に良い影響を与えていくことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社kubell
住所
東京都港区南青山1-24-3 WeWork 乃木坂 内
電話番号

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