Peatix調査で知るオンライン事例
2020-07-20 13:05:32
Peatixの調査が明らかにするオンラインイベントの未来と課題
Peatixの調査が示すオンラインイベントの現状
新型コロナウイルスの影響で、人々が集まるイベントの開催が困難になった2020年。Peatixは約6万件の国内イベントデータと2,000人以上のアンケートを分析し、オンラインイベントの現状と今後の可能性を探りました。この調査結果は、イベント主催者や参加者にとって非常に重要な指針となるでしょう。
1. オンラインイベントの急増
2020年2月以降、次々とリアルイベントが中止となり、特に2月17日に東京マラソンの一般枠が中止されたことがイベント主催者に強い影響を与えました。その後、政府からの自粛要請が発表される中、Peatixにおいても約35%のイベントが中止となり、その結果、イベント開催のキャンセル率は60〜70%にまで達しました。しかしこの状況下、早々にオンラインイベントへの移行を決断した主催者も多く、4月にはすでにオンラインイベントが急増していったのです。
2. アンケート結果から見える主催者や参加者の意識
Peatixが行ったアンケートでは、主催者455人と参加者1,534人が対象となり、オンラインイベントに関する様々な意見が集められました。主催者たちが感じる利点の一つには、物理的な制約から解放され、多様なユーザーにリーチできる点が挙げられています。また参加者からは、「好きな出演者を見るためにオンラインイベントに参加する」という理由が多く、参加意向も高いことがわかりました。
3. マネタイズの状況
調査によると、有料イベントをどの程度開催するかという質問に対して、過去に有料イベントを主催した約54%が今後も有料での提供を希望していると回答しました。無料での開催を選択する場合は12.3%にとどまり、これがオンラインイベントのマネタイズの方向性を示しています。有料参加者の満足度は約90%という高評価もあり、オンライン形式を通じた継続的なビジネスモデルの確立が期待されることが伺えます。
4. オンラインイベントの継続性
今後、リアルイベントが元に戻った際にも、オンラインイベントを継続したいと考えている主催者は71%にのぼり、これは新たな文化としての定着が指摘される要因となります。場の提供やコンテンツの多様化が進む中、双方向のコミュニケーションや情報共有の重要性を再認識される結果となりました。
5. 地方イベントからの新たな可能性
本調査において、地方で開催されるオンラインイベントが首都圏のユーザーを集客している傾向が見られました。特に首都圏ユーザーの多いPeatixの特徴を生かし、全国各地からの参加者を呼び込める可能性が広がっています。
このように、Peatixの調査はオンラインイベントの現状だけでなく、今後のイベント文化の形を考える上で非常に重要な手掛かりを提供しています。現在の状況を乗り越えて、オンラインイベントがより多様で魅力的なものへと進化することが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
Peatix Japan株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷3-3-1A-PLACE渋谷金王8階
- 電話番号
-
03-6805-1730